私は茜、三十七歳。県庁所在地から一本電車を乗り継いだ小さな市の図書館で、司書として働いている。結婚して十一年。夫は本社勤務のため週の大半を都内で過ごし、家に戻るのは隔週末だけだった。昼は静かな閲覧室で利用者の顔を覚え、夜は広い一軒家で一人、湯を沸かしては本を閉じる。誰にも知られない渇きだけが、胸の奥で静かに熱を持っていた。
だからこそ、悠仁との関係は必要だった。彼は私より五つ下で、同じ市の小さな工務店に勤めていた。逢瀬はただ抱かれることでは終わらない。知らない男を誘い、彼女のいる身体を奪い、その背徳を二人で味わう遊びに、私は自分でも驚くほど深く沈んでいた。あの夜も、山深い温泉旅館で計画は決まっていた。日付が変わる直前の混浴露天。一人で浸かる男を見つけたら、私が先に声をかける。
湯煙の向こうに、浴衣を脱ぎ捨てる男の後ろ姿が見えた。夕食時、隣の座敷にいたカップルの、あの人だ。隣にいた若い女性は、すでに部屋で酔いつぶれているはずだった。悠仁が耳元で低く「行け」とだけ言った。私は浴衣の紐をほどき、夜気に素肌を晒した。月が湯気を透かし、白い肌を淡く照らす。男の視線が、背中から腿までゆっくり這い上がるのを、肌で感じた。
「こんな時間に、おひとりなんですね」
声をかけ、湯に滑り込む。心臓が喉まで上がり、腿の内側がすでに熱く湿っていた。男は居心地悪そうに笑った。
「彼女が飲みすぎて先に寝てしまって。つい、一人で」
他愛もない会話を重ねながら、私は少しずつ距離を詰めた。お湯の中でタオルの端を指先で揺らし、胸元をわざと覗かせる。視線が泳ぐたび、私の内側が小さく収縮した。静かで礼儀正しい司書の顔の裏で、男の動揺を数える自分がいた。
「混浴って、隣に座るだけで、こんなに落ち着かないんですね」
囁いて体を寄せる。湯の下で膝が彼の脚に触れた瞬間、男の喉が小さく鳴った。沈黙の間に、私はタオルを湯へ落とした。濡れた肌が露わになると、彼は顔を赤らめ、視線を逸らす。けれど腰元に隠したものが、硬さを主張しているのを見逃さなかった。
「……期待、しちゃってます?」
挑発するように問うと、かすかな笑みが漏れた。震える手が私の腕に伸びる。触れられた瞬間、背筋に電流が走り、息を呑んだ。
「ダメですよ、こんな所で……誰か来たら」
言葉では拒みながら、自ら彼の手を胸へ導いた。熱い掌が乳房を包み、親指が乳首をゆっくり転がす。お湯の下で私の指は彼の腰へと忍び込み、固く脈打つ熱を掌で確かめた。脈打つたびに、私の奥が勝手に開いていく。
「っ……熱い」
小さな声が漏れる。彼の指先が私の割れ目をなぞり、ぬるぬるとした熱を確かめてから、中へ入ってきた。湯の熱とは違う生々しい熱が内側を押し広げる。指がゆっくり動き、水音に混じってわずかに淫らな音が立つ。羞恥と快楽が混ざり、私は彼の首筋に唇を寄せ、舌を絡ませた。湯気の匂いと男の肌の匂いが重なり、頭がくらくらした。
「こんなに濡れてる。信じられない……彼女がいるのに」
囁かれる声に、腰が勝手に前へ出る。彼の指がさらに深く入り、内側の柔らかいところを探るように動いた。私は彼の耳元で小さく喘いだ。
「んっ……そこ、だめ……でも、止めないで。私、こんな所でこんな顔、したくないのに」
気づけば私は岩場に背を預け、男に膝を開かされていた。彼は周囲を伺いながらも、腰を低くして私の腿の間に顔を寄せた。熱い息が秘部にかかり、舌が割れ目をゆっくり舐め上げる。湯に溶ける水音と、自分の漏れ出る声だけが夜に残った。舌が入り口を押し開き、中まで入ってくる感覚に、私は口元を手で押さえても抑えきれなかった。
「はぁっ……舐めないで、見られたら……っ、なのに、気持ちいい」
彼は顔を上げ、そのまま私の腰を抱き上げた。硬さが割れ目に当たり、ゆっくりと中へ沈んでいく。湯の抵抗を押しのけるように、奥まで満たされる。彼は周囲を伺いながらも腰を掴み、私の動きに合わせて突き上げてきた。乳首に吸い付き、舌を這わせ、両手で抱きすくめる。水音と吐息だけが夜に溶ける。
「もっと……奥まで、入れて。誰かの彼女のものを、私にください」
声は自分でも驚くほど甘く、汚れていた。彼の腰が速くなり、私の中で大きく脈打つ。誰かに見られるかもしれない緊張と、彼女のいる男を奪っている罪悪感が、快感を研ぎ澄ませた。岩に背を打ちつけられながら、私は彼の肩に爪を立て、奥で締めつけた。
「俺、もう……出る」
「中は……だめ、なのに、一緒に……っ」
湯気に包まれた夜空の下、ほぼ同時に果てた。波打つ湯と止まらない鼓動。熱いものが奥に広がる感覚に、私は声を殺して体を震わせた。絶頂の余韻が静寂を破り、旅先の露天に背徳の記憶を刻みつけた。息を整え、互いに無言で湯を後にする。直後、私は悠仁の待つ部屋へ戻り、まだ熱い体を再び開かれ、朝まで淫らに溶かされていった。彼は私の中に残った他人の熱を知りながら、さらに深く突き、耳元で「よくやった」とだけ囁いた。
あの夜の湯気と月明かりは、いまも私の中に灼けつくように残っている。夫のいない家に帰っても、湯の中で感じた男の舌と、自分の汚れた声が、静かな日常の隙間からときどき顔を出す。乾いた日々を、あの背徳だけが、まだ濡らしている。
⚡ 【閲覧注意】この先、理性が飛びます…
旦那しか知らない25歳の若妻が、湯恋の露天で初めて他人に触れられる。恥じらいが溶ける瞬間、細い身体がくねり、丁寧に男根を舐め上げる姿が忘れられない。翌朝、朝日の中でもう一度開く。清楚が壊れる過程を全部見たいなら、これは逃せない一本。


コメント