市販の軟膏を毎日丁寧に塗り続けても、症状は一向に良くなりませんでした。 夜になると熱を帯びるような痒みが陰部全体に広がり、眠れぬ夜が続きました。 友人に相談しても「病院で診てもらった方がいい」としか言われず、でも産婦人科という言葉を聞くだけで胸が締め付けられます。 以前の診察で受けた屈辱的な記憶が蘇り、どうしても足を踏み入れられませんでした。
悩んだ末に選んだのは、あの個人病院でした。 前回、支払いを済ませずに逃げるように帰ってしまったことが、心のどこかでずっと引っかかっていたのです。 あの先生なら、きっとまた優しく対応してくれる。 そんな淡い期待を抱きながら、午前中に受付を済ませ、順番を待ちました。
待合室はいつもより混んでいて、私が診察室に呼ばれたのはもう昼休み目前のことでした。 「今日はどうされました?」 先生の声は穏やかで、笑顔さえ浮かべていました。 「お腹の調子は良くなりましたか?」 その言葉にホッとしたのも束の間、私は声を震わせながら答えました。 「今日は……お腹ではなく、別のことで相談したくて……」 「具体的には?」 「痒みがあって……」 「どこがですか?」
そこから先、言葉が詰まりました。 顔が熱くなり、うつむいたまま黙り込む私に、先生はもう一度優しく尋ねました。 「どこが痒いのですか?」 「お腹の下の方……です」
先生は看護婦さんに目配せすると、私に上着をまくるよう促しました。 椅子に座ったまま、後ろから看護婦さんの手がシャツをゆっくりと捲り上げます。 「おなかには湿疹もないようですが」 「もっと……下の方なんです」
立ち上がるよう言われ、ベルトに手をかけた瞬間、心臓が激しく鳴りました。 自分から服を下ろす行為が、こんなに羞恥に満ちているなんて知りませんでした。 チャックを下ろし、腰骨のあたりまでズボンと下着をずらした途端、陰毛の生え際が露わになります。 先生の指がその部分に触れ、軽く撫でるように確かめました。 「ここが痒いところですか?」 「はい……」
先生は少し背伸びをするように姿勢を変え、真剣な表情で言いました。 「陰毛の生えているところが痒いとなると、毛じらみの可能性もありますね。もう少し下の方も見せてもらえますか」
結局、私は先生の目の前で下着とズボンを太ももの中ほどまで下ろすことになりました。 冷たい空気が秘部に触れ、思わず足を寄せそうになります。 先生は顔を近づけ、陰毛を一本一本丁寧に指で分けながら観察します。 その吐息が肌にかかるたび、全身に鳥肌が立ちました。 「毛じらみそのものは見当たりませんが、卵のようなものは否定できません。毛を剃らないと、この痒みは治りそうにありませんね」
私は覚悟を決め、深く頭を下げました。 「お願いします」
ベッドに仰向けになると、看護婦さんがおへその下から陰毛を剃り始めました。 カミソリの冷たい刃が肌を滑る感触は、意外と爽快でした。 しかし、次第にその行為は同性による容赦ない露出へと変わっていきます。 「おしりの方も剃りますから、自分で膝を抱えてください」
両手を膝の下で握り、胸に引き寄せた瞬間、看護婦さんが膝を左右に大きく開きました。 「それじゃあ剃れないわ。ずっとそのまま開いていてくださいね」 右の股の付け根から中心に向かって、刃がゆっくりと這います。 大陰唇の縁を指で軽く引っ張られ、小陰唇の柔らかい部分まで刃が滑り込む。 さらにクリトリスの上縁を剃る際、看護婦さんの指がその敏感な突起を親指と人差し指で摘まみ、軽く引っ張りました。 痛みというより、鋭い刺激が全身を駆け巡ります。
「あら、○○さん、お尻のほうまで毛が生えていますね。ここも剃った方がいいかしら」 看護婦さんは先生を呼び、先生はすぐにやって来て「剃り残しがあると広がりますから」と指示を出しました。 「この姿勢だと下の方まで剃りづらいので、今度はうつ伏せになってください」
うつ伏せになると、今度は先生自身がカミソリを持ちました。 片方の臀部を外側に大きく引っ張られ、肛門の縁に刃が当てられます。 少し剃っただけで先生は手を止めました。 「狭いところを剃るのは怖いですね。○○さんは臀部が発達しているから……看護婦さん、膝胸位にしてあげて」
看護婦さんに誘導されるまま、私は土下座のような体位を取らされました。 後ろから両手でお尻を掴まれ、踵から持ち上げられ、割れ目を大きく広げられます。 先生の指が肛門の襞に直接触れ、中心から外側へ刃を進めていきます。 刃が当たるたび、肛門が無意識にキュッと収縮し、背筋を電流のような快感が走りました。 今まで気づかなかった――肛門が、膣よりもずっと敏感で感じやすい場所だということに。
先生は私の秘部から溢れ始めた透明な蜜に気づきました。 「おりものが多くなっていますね。こちらも診察しましょうか? うちは内科ですが……」 私はベッドに顔を埋めたまま、か細い声で答えました。 「すみません……診ていただけますか」
お尻の剃毛が終わると、再び仰向けにされ、看護婦さんに両膝を抱え込まれました。 「良く見えないなー。看護婦さん、お尻の下に枕を敷いて、脚も持ってあげて」 枕が敷かれ、両足首を掴まれて頭の方へ引き上げられます。 膝が耳にくっつくほど身体が折り曲げられ、お尻全体が天井に向く格好に。 「○○さんは身体が柔らかいですね。この姿勢が診察しやすいので、少し我慢してください」
先生は両方の陰唇を指で優しく開き、膣の入り口を覗き込みました。 「膣の中も赤くなっていますね。黄色いおりものもある……やはり炎症を起こしています」 「中を洗いましょう。本当は専用の器具で広げて洗うのが理想ですが……」
看護婦さんが洗浄液の入ったボトルを金属カップに注ぎ、注射器で吸って先生に渡します。 「ちょっと気持ち悪いかもしれませんが、我慢してくださいね」 注射器の先端が膣口に当てられ、冷たい液体が一気に注ぎ込まれました。 次々と注入されるたび、膣内が満たされ、溢れて秘部を伝う感覚に息が詰まります。
「じゃあ、これから中を洗います」 先生は手袋をはめ、指を膣内に沈めました。 「あっ……」 身体をよじろうとしても、看護婦さんに足首を固定され、動けません。 先生の指が子宮口に軽く当たり、膣壁をゆっくりとかき回します。 特に、クリトリスのちょうど裏側にある敏感な壁を擦られるたび、ビクン、ビクンと全身が跳ねました。 熱い波が下腹部から背中へ広がり、息が荒くなります。
三回繰り返された洗浄の後、膣内に残った液体を出すために、私は膿盆の上にしゃがまされました。 ポチャポチャと混濁した液体が滴り落ちる音が、部屋に響きます。
「とりあえず今日は抗生剤を出します。あと、こちらで塗っておきますが、薬も出しますので痒いところに塗ってください」 先生は白い軟膏を指に取り、私の陰部に直接塗り始めました。 外陰唇のひだを指でつまみ、伸ばしながら擦り込むように。 指が膣と肛門の間を滑るたび、鳥肌が全身に広がります。 肛門の周囲にも丁寧に塗られ、最後にクリトリス周辺へ。
もう、どうなってもいい――そう思った瞬間、看護婦さんが部屋を出ていくのと同時に、私は自ら腰をくねらせました。 先生の指にクリトリスを擦りつけ、熱くなった秘部を押しつけるように動きます。 目をつぶったまま、恥ずかしさなど忘れて腰を振り続けました。 先生の指がわずかに応えるように動き、快楽の渦が一気に頂点へ押し上げられます。
あの診察以来、私はこの個人病院を特別な場所と思うようになりました。 何カ月か経った今でも、あの時の感触を思い出すだけで身体が熱くなります。 自宅では、肛門の快感を探るようになり、最初は細いスティック状のものを、徐々に太いものへと変えていきました。 一番大きなものは、殻つきのゆで卵でした。 マヨネーズをたっぷり塗り、ゆっくりと押し込む瞬間、肛門が限界まで広がる感覚に息が止まりました。 引き出す時、少し切れてしまった痛みでその行為は控えていますが、もっと太いものが欲しいという衝動は消えません。 手首が入るなんて想像もできませんが……もし可能なら、試してみたい気持ちさえあります。
あの先生の指が、私の身体の奥底まで目覚めさせてしまったのです。 今でも、痒みが再発しないか、ときどき確認したくなる自分がいます。
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