人妻と大学生の禁断体験談:亡き姉に似た私に抱かれた夜

第一章:静かな午後、私に似た人

結婚して三年。
北海道・札幌の郊外にある一軒家。私は35歳、子供はまだ授からず、夫は多忙なIT関係の仕事で帰宅は深夜が常。
この街の空は広く、昼間は私一人。寂しさを埋めるように始めたのが、近所の会計事務所のパートだった。

半年前の春、新しい大学生のアルバイトが入ってきた。
その日、彼は紺のジャケットに白いシャツ、まるで就活中のような真面目な格好でやってきた。
「はじめまして、佐野光(さの・ひかる)です。よろしくお願いします」
真っ直ぐな瞳に、私は思わず微笑んだ。

私が伝票整理をしていると、彼はいつも隣のデスクに腰掛け、些細なことでも質問してきた。
「この処理って、前年度の繰越と連動してますか?」
「ええ、ここの金額が変わると……」
指先がすれ違い、視線が絡むたび、なぜだか胸が騒いだ。

それから、毎日のようにお昼を誘われるようになった。
「和美さん、今日も一緒にどうですか」
「私、人妻よ。もっと若い子、いくらでもいるじゃない」
何度もたしなめたが、ある日の帰り道、彼は歩きながらぽつりと呟いた。
「姉がいたんです。もう、いないんですけど…和美さんに、そっくりで」

私は言葉を失った。
彼の姉は、二年前、事故で亡くなったという。
「姉も、優しくて綺麗で……仕事が好きで、少し寂しそうな人でした」
それを聞いた瞬間、私の中の何かが変わった。
その夜、彼の誘いに、私はうなずいていた。


第二章:誰かの代わりでいい──欲望に名前をつけて

待ち合わせは、札幌駅近くの小さな洋食店。
照明の灯りがオレンジ色に揺れ、向かいに座る彼の目がじっと私を見つめていた。

「そんなに似てたの?私と、あなたのお姉さん」
「声も、仕草も、笑い方まで……全部です」
「そんなに私のこと、知りたい?」
「……はい」

帰り道、彼が言った。
「よかったら、部屋でお茶でも飲みませんか」
ためらいながら、私はうなずいた。

彼の部屋は新築のワンルーム。
白い壁、木目の床、シンプルなソファ。
少し緊張して立ち尽くしていると、後ろから彼の腕がそっと回され、私は優しく抱きしめられた。

「和美さん……もっと知りたい。僕に、教えてください」
唇が頬に触れ、耳の裏に落ち、私の首筋にひやりとした熱を残す。
「……だめよ、こんなこと……」
言葉と裏腹に、私の身体は微かに震え、脚の付け根に熱が集まっていくのを感じていた。

彼は小柄な私をそっと抱き上げ、ベッドの上へ。
ゆっくりと私の服を脱がせ、丁寧に、まるで大切な陶器を撫でるように指先で触れてきた。
「和美さん……綺麗です、本当に」

肩をなぞる手、胸に沈む掌、太ももを這う指先。
肌が触れるたび、過去の私が剥がれていく。
彼の口づけが胸に落ちると、思わず息が漏れた。
「そんなに見ないで……恥ずかしいわ」
「全部、和美さんのこと、覚えたいんです」

指で、舌で、私の奥へ奥へと彼が入ってくるたび、私は自分が“女”であることを取り戻していった。
彼の熱が私の内側を押し上げ、浅く深く揺さぶられるたび、声が漏れ、指がベッドシーツを握りしめる。
「こんなの……久しぶり……」

やがて、彼が耳元で囁いた。
「和美さん、もう……いきそうです」
「ダメ、中は……お姉さんの言うこと、ちゃんと聞いて」

最後の瞬間、彼は必死に堪え、お腹の上に溢れさせた。
温かくて、生々しくて、現実だった。

私は腕を伸ばし、彼を抱きしめた。
髪を撫でながら、小さな声で囁いた。
「…また、逢ってくれる?」


第三章:姉として、女として──私という存在の輪郭

夜が明ける頃、私は静かに帰路についた。
街はまだ眠っていて、朝焼けがビルの隙間に差し込んでいた。

胸の奥に、いまだ残る彼の熱。
鏡の中の私は、昨日までの私と少しだけ違って見えた。

罪悪感は、確かにある。
でも、それ以上に、私は“誰かに求められる”という感覚を取り戻していた。
女としての自分の輪郭が、久しぶりに浮かび上がっていた。

彼の姉として、私は代わりになってしまったのかもしれない。
でもあの夜、私もまた、彼に救われた。

その後も何度か、私は彼の部屋を訪ねた。
「もっと教えて」と彼は言い、私は少しずつ“女”の知識を教えた。
彼の手つきは次第に変わり、触れられるたび、私もまた変わっていった。

この関係に未来があるとは思っていない。
でも──今だけは、女としての私を許してあげたい。

もう一度、あの夜のように。
名前を呼ばれながら、誰かの体温の中でほどけていきたい。
あの静かな抱擁のように──やさしく、深く。

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