成人式で会えず…元カレにホテルで何度も抱かれた人妻

高校三年の冬、図書室の窓際で彼の数学ノートを借りたとき、指先が触れた。それだけのことで心臓が跳ねた。告白する勇気はなく、卒業式のあとは互いに進学先が違ったこともあり、自然と疎遠になった。成人式の日、振袖の袖を何度も直しながら会場を探したのは、ただ彼の顔を見たかったからだ。見つからなかった瞬間、胸の奥が空洞になった。

三日後の夜、知らない番号から電話がかかってきた。受話器を取ると、低く掠れた声がした。

「成人式、見たよ。声かけられなかった。会いたい」

十年分の想いが、その短い言葉に圧縮されていた。私は「うん」としか答えられなかった。

翌日、駅前のロータリーに白い車が止まった。運転席から降りてきた彼は、学生のころより肩が広く、スーツの下の体つきがはっきりしていた。目が合うと、二人とも同時に「えへへ」と笑った。十年が、その一秒で縮んだ。

居酒屋では最初、卒業後の話ばかりだった。酒が進むにつれ、話題は高校のころに戻った。私がノートを借りるたびに彼が少し長く説明してくれたこと、文化祭の準備で遅くまで残っていた夜、帰り際に私が「お疲れ」と声をかけたこと。どちらも覚えていた。店を出るころ、ほろ酔いだった。

車に乗ると、彼はエンジンをかけずにしばらく黙っていた。暗い交差点で、突然腕が肩に回された。頰が引き寄せられる。

「高校のときから、お前のこと好きだった」

唇が重なった。最初は触れるだけのキスだった。私が首を傾けて受け入れると、舌がゆっくり入ってきた。酒と彼の匂いが混ざる。ハンドルの向こうで彼の手がブラウスの上から胸を掴んだ。指が乳首を探り、布越しに摘まむ。スカートの裾から手が入り、太腿の内側を撫でる。指先が下着の端をずらし、熱を確かめた。

「ん……待って、車の中で」

声が漏れた。彼は耳元で「やりたい。ホテル行こう」と囁いた。私は小さく頷いた。車はホテル街へ曲がった。信号で停まるたびにキスが深くなり、指が下着の中に入った。ぬるぬるした熱が指に絡みつく。

「こんなに濡れてる。ずっと感じてたんだな」

髪を撫でられながら、私は「うん……」としか言えなかった。指がゆっくり動くたび、腰が勝手に浮いた。

部屋に入ると、ドアが閉まる音と同時に抱き合った。キスは荒く、ブラウスのボタンが飛ぶように外された。ブラをずらされ、舌が乳首を捉える。敏感なところが強く吸い上げられるたび、背中が反った。

「んあっ……そこ、弱いの」

彼は片方を吸いながら、もう片方を指で転がした。スカートを下ろされ、下着を膝まで落とされる。全裸になった瞬間、羞恥と熱が同時に走った。彼は跪き、太腿を開かせると、舌を付けた。熱い舌が割れ目をゆっくり舐め上げ、クリトリスを吸う。腰が跳ね、手が彼の頭を掴んだ。

「だめ……そこ、舐めないで……あっ、んっ」

声が抑えきれない。舌が中に入り、同時に指が二本入ってきた。ぬるぬるした音が部屋に響く。彼は顔を上げ、「もういい」と言って立ち上がり、ズボンを下ろした。硬いものが太腿に当たる。ゆっくりと先端が入り、押し広げられる感覚に息を止めた。根元まで沈めたとき、中がきゅっと締め付けた。

「あ……全部、入ってる」

彼は腰を止めず、深く沈めたまま唇を重ねた。動き始めると、内側を擦られるたびに声が漏れた。最初は抑えていたのに、リズムが速くなるにつれ「んあっ」「もっと……奥」と途切れ途切れになった。汗の匂いが混ざり、肌が密着する音が聞こえる。角度を変えられ、急に深いところを突かれた瞬間、視界が白くなった。

「イく……イっちゃう、だめ」

腰が跳ね、彼の腕の中で身体が痙攣した。彼は動きを止めず、余韻の中でさらに深く突き続けた。一度目が終わらないうちに二度目が来た。声が出なくなったあとに、低い声で「まだいける。こっち向いて」と言われた。

うつ伏せにされ、後ろから入ってくる。より深く届く感覚に、シーツを掴んだ。彼の手が腰を掴み、リズムが速くなる。臀部と彼の腹がぶつかる音が部屋に響く。手が回ってきてクリトリスを擦られる。前後から攻められ、三度目は長く続いた。腰が止まらなくなり、声が喉の奥から漏れた。

「んあっ、イく、またイく……」

彼が低く喘ぎながら中で脈打った。熱いものが広がる感覚に、身体がまた小さく痙攣した。しばらく抱き合ったまま動かなかった。時計を見ると深夜二時を過ぎていた。彼は翌朝の新幹線で東京に戻ると言った。私は「わかった」と答えた。それ以上の約束は、どちらからも出なかった。

それから二十年近くが経った。私は地元で結婚し、子どもを二人産んだ。夫とは数年でセックスレスになった。夜、隣で規則正しい寝息を聞きながら、あのホテルの天井を思い出すことがある。振袖を着た自分と、車の中で濡れた下着と、彼の腕の中で何度も蕩けた身体。指を自分の中に入れ、あの夜のリズムを真似る。声を殺して小さく達するたび、胸の奥がまた空洞になる。

二度目の成人式を迎えた今も、願いは消えていない。もう一度、あの続きをしたい。彼と、性人式を迎えたい。

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