~45歳の私が、知らない男に貪られた記憶~
去年の11月、紅葉が散り始めた嵐山。 私は美和、45歳。 独身のこの体は、毎年この時期になると疼き始める。 誰も知らない秘密の旅行で、また竹林へ足を運んだ。
平日午後3時過ぎ。 観光客の波が少し引いた竹林は、静かで湿った空気が肌にまとわりつく。 竹の節が擦れ合うサラサラ……シャラシャラ……という音が、耳の奥まで響いてくる。 その音を聞いているだけで、下腹部がじんわり熱くなるのを感じていた。
カメラを構えた男が、10メートルほど先に立っていた。 黒のダウンジャケット、首にストラップをかけた一眼レフ。 40代前半、髭の剃り跡が青く、目が鋭い。 一目で「ただの観光客じゃない」と分かった。
目が合った。 彼が小さく頷き、私はなぜか微笑んでしまった。 近づいてくる足音に、心臓が早鐘のように鳴り始めた。
「この光、竹の間から落ちる瞬間が最高なんです。 ……少しだけ、モデルになってくれませんか?」
声は低くて、少し掠れていた。 悪い男の匂いがした。
「私なんかで……いいんですか?」 45歳の体。 少し緩んだお腹、胸の重み。 それでも彼は真剣な目で「あなたじゃないとダメなんです」と言った。
数枚撮ってもらった。 竹の隙間を歩く私を、低いアングルから。 風がスカートを軽くめくり、太ももが露わになる瞬間を、シャッター音が切り取る。
撮り終わり、彼が急に距離を詰めてきた。 息が耳にかかる。
「もう少し奥に、誰も来ない場所がある。 そこで……本当のあなたを撮りたい」
手首を掴まれた瞬間、抵抗する気力が消えた。 細い獣道へ。 竹が密集し、陽光が細く差し込むだけの暗がり。 落ち葉が厚く積もり、足音が消える。
突然、背中から強く押し倒された。 落ち葉のクッションが体を受け止め、土の冷たさと湿った匂いが背中に染み込む。 彼の体重が覆いかぶさり、息が詰まる。
「声、出さないで。 この竹の音が、全部隠してくれるから……」
唇が首筋に触れた瞬間、全身が震えた。 熱い舌が鎖骨をなぞり、耳たぶを甘噛みされる。 「んっ……♡」 小さな声が漏れると、彼の手が即座に口を塞いだ。
「可愛い。もっと聞かせて」
スカートが捲り上げられ、ストッキング越しに太ももを撫でられる。 指が内腿を這い上がり、ショーツの縁に引っかかる。 すでに湿っているのが自分でも分かった。 恥ずかしくて、でも止められなかった。
彼の指が布をずらし、直接花弁に触れた。 ぬるっとした感触。 中指がゆっくり入り口をなぞり、蜜を絡め取るように動く。
「あ……そこ……っ」
声が漏れるたび、竹の葉がシャラシャラと大きく揺れる。 まるで私たちのリズムに合わせて鳴っているみたいだった。
彼はズボンのファスナーを下げ、熱く硬くなったものを私の太ももに押し付けてきた。 脈打つ感触が、肌を通して伝わる。 先端が蜜に塗れて、ぬるぬると滑る。
「入れるよ……我慢できない」
一気に奥まで貫かれた。 45歳の体が、久しぶりの衝撃にびくんと跳ねる。 熱くて、太くて、奥まで届く。 痛みより、満たされる感覚が勝った。
彼の腰が動き始める。 ゆっくり、でも深く。 落ち葉が擦れる音、私の吐息、竹のざわめき。 全てが混ざり合って、頭の中が溶けていく。
「ここ、好き? 奥の、硬いところ……」
「んっ……好き……もっと、突いて……♡」
言葉が自然に出てしまう。 彼の動きが速くなり、ぱちゅ、ぱちゅと湿った音が響く。 胸を揉まれ、乳首を摘まれるたび、子宮がきゅっと締まる。
私は彼の首に腕を回し、耳元で喘いだ。 「もっと……奥まで……壊して……」
彼の息が荒くなり、腰の動きが乱暴になる。 最後の数回は、ほとんど叩きつけるように。 熱いものが奥で弾け、私も同時に達した。 体が何度も痙攣し、蜜が溢れて太ももを伝う。
しばらく、二人とも動けなかった。 竹の葉ずれだけが、静かに響く。
立ち上がるとき、彼が私の頬にキスをした。 「最高の写真、撮れた気がする」
私は何も言えず、ただ頷いた。 下着に染みた熱が、まだ冷めない。
連絡先は交換しなかった。 名前も知らない。
それでも毎年、この時期になると竹林へ行ってしまう。 あのシャラシャラという音を聞くだけで、 下着が湿り、膝が震える。
45歳の秋に、私は初めて「完全に女に戻った」瞬間を知った。




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