42歳人妻が台風の夜に出会った21歳大学生との濡れる密室体験

【第1部】濡れた視線が、すべてを始めた──台風の夜、密室で交わる呼吸

傘の骨が折れたのは、会社を出てすぐのことだった。

台風の夜。風はうねりをあげ、雨は獣のように叩きつけていた。
差し出した小さな折り畳み傘は、わずか十歩も歩かぬうちに、私の手から無力に砕けた。
髪は濡れ、白いブラウスは瞬く間に肌へと吸いつく。
まるで雨が、私の輪郭をなぞるように──濡らすのではなく、暴くように、襞の一枚一枚を透かしていった。

下着のレースが浮かび、冷えた乳首が、生地を突き破るように立ち上がる。

「……最低ね」

そう呟いても、誰もいない。人影のない夜道。
雨音だけが世界を支配していた。
そして、その音の奥から──一台の車が、ゆっくりと私の横に止まった。

ドアの窓が静かに開く。
車内の明かりに浮かんだのは、まだどこかあどけなさの残る、若い男の顔だった。
鋭さと無垢さ、理性と衝動。その相反する光が、瞳の奥でゆれていた。

「……あなた、大丈夫ですか? ずぶ濡れじゃないですか。とにかく、乗ってください。」

戸惑いと、本能。
私は一瞬だけ迷い、けれど──身体の奥が、すでに反応していた。
冷えた皮膚と、熱を帯びた心の隙間に、なにかが入ってくる予感がした。

彼の差し出したタオルを受け取り、助手席に滑り込む。
閉じたドア。世界から切り離され、そこは密室になった。

「……ありがとうございます。傘が、壊れてしまって……」

「いえ、こんな天気じゃ当然です。風邪、ひきますよ。……あ、ライト、つけますね」

ぽ、と灯った車内灯。

その瞬間──彼の視線が止まった。
そして、息を飲んだ音が、聞こえた気がした。

私も、気づいた。

濡れたブラウスは、もう布としての意味をなしていなかった。
肌に貼りついた白は、もはや透明で、下に着ていたレースの模様さえ、浮かび上がる。
乳輪の縁がくっきりと映り、乳首はまるで誘うように、固く、尖っていた。

彼は目を逸らす。慌ててライトを消す。
けれど、その刹那──交わった視線の中に、私たちはすでに犯されていた。

“見られた”のではない。見せたのだ。

身体が疼く。
雨ではない。視線で濡れていた。

「とにかく……最寄りの駅まで、送りますね」

ぎこちない声。ハンドルを握る指先が、わずかに震えていた。
彼の胸の奥に膨らむ欲望が、車内の温度を変えていく。
窓の外では、台風が世界を掻き乱していた。

沈黙。

けれど、私たちの中では、言葉よりも濃い何かが、交わっていた。

彼が私を見たときの、“あの目”。

熱に濡れた視線は、私の皮膚の上を滑り、首筋を這い、鎖骨を味わい──乳首を舌でなぞるようだった。

私はたまらず、濡れた唇を軽く噛みしめた。

「こんな天気だと……電車も、止まってるかも」

ほんの少しだけ、甘えるような声で。

そのとき。
雨の幕を通して、フロントガラス越しに──ラブホテルの「空室」の赤い光が、ぼんやりと浮かび上がった。

私たちを、呼んでいた。

彼は迷っていた。
正しいことと、濡れたブラウスの中に浮かんだ乳首との間で。

だから私は、ゆっくりと手を伸ばした。

シフトレバーの上。彼の右手に、自分の手を重ねた。
震えていた。その手は、少年の手だった。けれど、熱かった。

車が、動いた。

言葉はいらなかった。
車体が静かにカーブを描き、濡れたアスファルトに吸い込まれるように、光の中へと沈んでいく──

その瞬間から私はもう、戻れなかった。

【第2部】透ける欲望、舌が触れた夜──白いブラウスと、21歳の指先

部屋のドアが閉まった瞬間、背後から強く抱きしめられた。

息が、背中にかかる。濡れたシャツ越しに伝わる鼓動が、彼の欲を告げていた。
腰のくびれに回された腕が、私をひとりの“女”として扱う力を持っていた。

私は、何も言わなかった。言葉にすれば壊れてしまうと、本能でわかっていた。
ただ静かに、彼の吐息を受け入れた。

そして、彼の手が──私の胸に、そっと重なった。

濡れた白いブラウス。すでに生地は私の肌と一体になっていて、指先が触れるだけで乳首の尖りがくっきりと浮かぶ。
彼の親指が、迷いながらもその先端に触れた瞬間──

「……っぁ……」

私の喉が、勝手に声を漏らした。
くちゅ、と音を立てて、生地と乳首の間に熱が生まれる。

「ごめん……でも……すごく……」

彼の言葉が途中で途切れた。
その代わりに、唇が私の耳の裏を這い、首筋を噛み、鎖骨に吸いついてくる。

服の上から、乳首を舐められているような錯覚。
それだけで、膝がかくんと抜けそうになる。

彼はたまらず私を振り向かせ、唇を重ねてきた。

若い舌は、貪るように、でもどこか不器用に、私の舌を追いかける。
キスは拙くて、でも真っ直ぐだった。だからこそ、身体の奥を震わせた。

私たちは抱き合ったまま、ベッドにたどり着いた。
彼の指が、ボタンをひとつずつ外していく。
肌に触れるたび、彼の手が少しだけ震えるのがわかる。

やっと脱がされたブラウス。
そしてレースのブラも、彼の手によってそっと下げられて──

「……すごく、きれい……」

彼の目が、胸元に吸い寄せられていた。
乳房が、冷気に小さく震え、尖った乳首は彼の視線に反応して、さらに硬くなる。

次の瞬間、彼はしゃがみ込み、まるで飢えた子どものように、私の乳首をくわえた。

「んっ……あっ、ダメ……それ……そこ……」

ちゅ、ちゅっ……音を立てて吸われるたびに、子宮の奥が震える。
彼の舌が乳首の周りを円を描きながら這い、尖端をきゅっと摘むように吸い上げると──

びくんっ、と身体が跳ねた。
胸だけで、イってしまいそうなほど、感覚が尖っていく。

乳房を交互にしゃぶり、指も舌も、若い欲望のままに私を弄ぶ。
けれど、それは暴力ではなかった。
赦しを乞うような、熱のある丁寧さだった。

私は自分の身体が、まるで彼の唇に「ごめんね」と詫びながら快楽を与えているような錯覚に陥った。

「お願い……中を、もっと……」

言葉にした瞬間、自分が“何をしているか”を思い出した。
私は人妻だ。
でも──理性は、彼の舌の上で溶けていた。

彼は私の脚をM字に開かせ、ベッドの縁に座らせた。
そして、ゆっくりと私のショーツを下げる。

そこはもう、雨などではない。
濃く、ぬるく、粘るように溢れていた。

「すごい……」

彼が呟く。顔を近づけたまま、そのまま舌を沈めた。

「あっ……ああっ……や、やば……」

ぬるぬると舌が這い、クリを吸われ、奥をじゅるりと探られる。
彼の唇と舌は、貪欲に私の性感を舐め取っていく。
まるで、“どこが一番気持ちいいのか”を、全力で探っているかのように。

「そこ、だめっ、やっ、そこ吸われると……イ、く、ぅ……!」

私の脚が、勝手に閉じようとする。
でも彼の手がそれを強く開き、舌がさらに奥へと入り込む。

快楽が、子宮を通り抜けて喉の奥まで届く。
もう何度イッたのか、わからない。

私はすでに、彼の舌に堕ちていた。

【第3部】赦しの絶頂、そして朝──あの夜、私は全部を許してしまった

挿れられた瞬間──
喉の奥で、名前のない甘い震えが弾けた。

「ん……あっ、あっ……ぅうっ……」

彼のそれは、若さの象徴のように硬く、真っ直ぐで、
まるで私の奥にある“何か”を押し広げてくるようだった。

ゆっくりと、でも一切のためらいなく、
彼の身体が私の中を満たしていく。

「すごい……すごく、気持ちいい……っ」

彼が私の耳元で呟くたび、吐息が皮膚の温度を上げていく。
私は足を彼の腰に巻き付けていた。
濡れすぎた奥が、ひくひくと彼のものを締めつける。

繰り返されるピストン。
そのたびに、胸が揺れ、頭の奥で光が散る。
“気持ちいい”という言葉ではもう足りなかった。

それは、赦されていく快楽だった。

人妻であること、夫との形だけの関係、
満たされなかった夜と、ひとりで触れていた寂しさ──
すべてを、彼が溶かしていた。

「美緒さん……もう、だめ、もう……」

「いいよ、出して……全部、ちょうだい……っ」

腰を深く沈めると、奥の奥が、脈を打つように締まる。
私の中で彼が震え、溢れるものが一気に広がった。

その瞬間──

私は、壊れた。

快楽で、ではない。
許されたような気がして、泣いた。

声もなく、ただ熱い涙が、こめかみを流れていった。

彼は何も言わず、私を抱きしめていた。
若い腕なのに、大きくて、あたたかくて。
心まで包み込まれるようだった。


気がつけば、朝だった。

雨は止み、窓の外では光が滲んでいた。
髪は汗で湿っていたけれど、寒くはなかった。

「もう……朝なんですね」

「……うん。ずっと、してましたね」

ふたりで笑った。
その後、ホテルを出て、車に乗り込む。

彼の運転する車内、私は助手席で、シートベルトをかけるふりをして──
そっと、彼のズボンの上に手を伸ばした。

驚く彼の表情。けれど、拒まなかった。
硬さを取り戻し始めたそれを、唇で包む。

運転中だというのに、彼は震えていた。
信号で停まるたび、甘く舌を這わせる。
そのうち彼の呼吸は乱れ、目が潤み、限界を訴えていた。

「……マンション、寄っていいですか……?」

「うん、行って……お願い……」

朝の光の中、私たちはまた身体を重ねた。

昼を過ぎても、私は帰らなかった。
幾度となく彼の中に溶け、
彼もまた、私の奥に溺れていった。

身体を重ねるたびに、私は自分を取り戻していく。
枯れていたはずの自分が、
彼という若さに照らされて、また“女”として咲いていく。

快楽は、終わらなかった。
終わらせたくなかった。

もう何度も抱かれて、
何度も赦されて、
何度も壊れて、
何度も、求めてしまっていた。

「……好きになっても、いいですか?」

彼がそう囁いたとき、私は答えなかった。
ただ、彼の髪を撫でながら、濡れた太ももを密かにすり合わせていた。

その夜。
夫の元へ帰る途中も、下着の奥はまだ熱かった。
誰にも見せられない私が、まだ身体の中で疼いていた。

あの夜を、私はもう二度と忘れない。

だって──あの夜、私は確かに“女”に戻ったのだから。

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