【第1部】孤独と借金に濡れる人妻──虚しさの底で疼き始めた欲望
私は 45歳、直美。神奈川の郊外にある、少し古びた一軒家にひとりで暮らしている。
大学に進学した子どもたちは家を出て、夫は外資系企業の赴任でシンガポールに滞在中。
結婚して20年、家庭という名の舞台はとうに静まり返り、広すぎる家の壁がやけに白々しく響く。
昼間、スーパーでパートをしても、たった数千円。
夜、帰宅してリビングの灯りをひとつ点けると、そこで待っているのは冷めた夕食と、自分の息づかいだけだった。
寂しさとむなしさに耐えかね、私はブランドバッグを衝動買いし続け、気づけば借金は200万に膨らんでいた。
「どうして、こんなふうになってしまったんだろう…」
冷えた白ワインを傾けながら、私はひとり呟く。
けれど、本当は分かっていた。──寂しさを誤魔化すために手に入れるモノでは、心も身体も決して満たされないということを。
夜更け、カーテンを閉め切った寝室で、私はスマートフォンを手に取り、無意識にAVの再生ボタンを押してしまう。
画面の向こうで嬌声を上げる女優に合わせ、私はバイブを深く挿し込む。
「んっ…はぁ…」
けれど、イった後に訪れるのは、押し寄せる空虚感と涙に似た湿り気だけ。
そのとき胸の奥に芽生えたのは、危うい渇きだった。
──いっそ、誰かに抱かれてみたい。
──夫にさえ忘れられたこの身体を、思い切り欲しがられてみたい。
抵抗もあった。私は人妻で、母で、かつては“真面目な人”と評されてきたのだから。
けれど、その仮面を守り続けるために、私はあまりにも長く欲望を押し殺してきた。
借金はただの口実に過ぎない。
本当は、心の奥深くで、若い男の肌に触れ、舌に舐められ、身体を犯されたいと願っている──。
「直美さん、久しぶりですね」
そんな思いを抱えていたある日、かつての職場の飲み会で顔を合わせた二人の若い同僚の笑顔を思い出した。
背の高い、爽やかな 健司（28歳）。
快活で少しやんちゃな雰囲気の 大輔（26歳）。
二人とも独身で、私のことを冗談交じりに「キレイな奥さん」と呼んでいた。
──もし、あの二人を誘ったら？
胸の奥で、小さな熱が疼きだす。
そして私は決意した。
「今度、時間があったら…カフェでもどう？」
その瞬間、すでに私の堕落は始まっていたのだ。
【第2部】乱れる舌と交差する視線──若い肉体に溺れていく人妻の夜
カフェで再会したその夜、私は二人に誘われるまま、健司の小さなアパートへ足を運んでいた。
階段を上がるとき、胸は高鳴り、足はわずかに震えていた。
「大丈夫ですよ、誰にも言いませんから」
軽く笑う大輔の声が、背中を押していた。
部屋に入ると、狭いワンルームの空気は熱を帯び、若い男たちの匂いが私の呼吸を乱す。
「シャワーを浴びてくるわ」そう言いかけたとき、健司が私を抱きすくめた。
「いや、そのままがいい。今日のあなたを、すぐに感じたい」
──その言葉だけで、腰が砕けそうになった。
唇を塞がれ、舌を絡められる。
大輔は私の背後から髪を払い、首筋をゆっくり舐め上げていく。
熱い吐息が肌に触れるたび、膝が震え、胸が大きく上下する。
「ん…やだ…そんな…」
否定の言葉とは裏腹に、身体は火照り、下腹部は疼きを隠せなかった。
ベッドに押し倒されると、大輔の唇が太腿を這い、やがて熱い舌が花芯を掬う。
「ひゃ…あっ…そこは…」
舌先が震えるたび、頭の奥で火花が散る。
健司は私の胸を覆い、乳首を軽く噛む。
同時に愛撫される多重の刺激に、私は声を抑えきれなくなった。
「はぁ…あぁ…だめ…そんなに同時に…」
大輔の舌が深く潜り、蜜を啜る。
その熱に耐えかね、私は健司のズボンを震える手で外した。
若い熱の脈動を掌に感じ、思わず唇で包み込む。
「直美さん…うまい…」
健司の声が喉奥に響き、私はさらに深く吸い上げた。
私は口で彼を咥え込みながら、下では大輔の舌に翻弄され、腰を浮かせていた。
口と下腹が同時に責め立てられる陶酔感に、全身が甘く震える。
「もっと奥まで…入れて…」
声が自然に漏れ、二人の目が交差した。
健司が背後から私を抱き上げ、後ろから突き上げる。
大輔は前に回り込み、熱を私の唇に押し当てた。
私は必死に口で受け止め、腰では別の熱を感じながら、二人の律動に合わせて狂おしく揺さぶられた。
「んっ…んん…！ あぁ…奥まで…突かれて…」
三人の身体は汗で絡み合い、熱気に包まれて息苦しいほど。
だがその窒息にも似た感覚が、私には甘美で仕方なかった。
何度も絶頂を迎えた後、さらに二人の友人までもが合流した。
気付けば部屋は乱舞の場と化し、私は若い複数の肉体に抱きしめられ、舌を与えられ、奥を責め立てられていた。
「はぁっ…だめ…もう無理…でも…もっと欲しい…！」
羞恥も理性もすでに消え去り、乱交の渦に飲み込まれていった。
【第3部】重なり合う律動──騎乗位と奉仕の快楽に溺れながら
汗で湿ったベッドの上、視線と呼吸が幾重にも交差していた。
若い男たちの体温が重なり、息遣いが狭い部屋を震わせる。
私はその中心で、己が女であることを、これ以上ないほど突きつけられていた。
健司の膝にまたがり、腰を沈めると、熱い芯が奥深くまで貫いてくる。
「んっ…あぁ…奥まで…」
身体の芯をかき混ぜられ、甘い悲鳴が勝手に零れる。
私の胸を掴む健司の手が荒々しくも愛しく、彼の視線に射抜かれるたび、腰は止められなくなった。
前に立つ大輔が、その熱を私の唇に押し当てる。
私は騎乗位で揺れながら、口いっぱいに彼を含む。
「直美さん…すごい…同時に…」
快楽に揺らぐ彼らの声が耳に落ち、私の身体はさらに昂ぶっていく。
喉の奥まで満たしながら、腰を大きく回す。
下腹部を突き上げる律動と、口内を塞ぐ鼓動が同時に絡み合い、世界が甘美に溶けていく。
「んっ…んんん…あぁ…だめ…イッ…ちゃう…！」
舌と奥、ふたつの波が同時に私を攫い、視界は白く滲んだ。
その瞬間、背後からも別の腕が回され、舌が首筋をなぞる。
誰の唇か分からないほど、幾つもの熱が入り乱れていた。
背徳と恍惚が重なり、私は声を抑えられず、嬌声を夜に響かせてしまう。
「はぁっ…もっと…まだ終わらないで…」
欲望を吐き出すたび、彼らはさらに激しく、私を求めてきた。
膝の上で跳ねながら、口で奉仕し、背後から舌を受け、四方八方から快楽に押し潰される。
羞恥も理性も、もう跡形もなかった。
何度目かの絶頂を迎え、全身を震わせたあと、ようやく力が抜けた。
私はぐったりとベッドに倒れ込み、熱にまみれた息を吐きながら、天井を見上げる。
外はすでに白み始め、窓の隙間から朝の気配が差し込んでいた。
──私はもう戻れない。
そう悟りながらも、胸の奥には満ち足りた余韻が波のように広がっていた。
孤独を埋めるために始めたはずの関係が、今では生きている証そのものになってしまったのだ。
まとめ──人妻が堕ちて知った「乱交の官能」とは
孤独と借金から始まった私の過ち。
若い男たちの熱に抱かれ、舌に貪られ、騎乗位で腰を揺らしながら口で奉仕し、何度も絶頂を迎えた夜──。
その瞬間、私はただの「妻」でも「母」でもなく、むき出しの女そのものになっていた。
羞恥と背徳は確かにあった。けれど、それを超えて溢れ出したのは、これまで味わったことのない「生きている」という実感だった。
愛撫の熱、舌の湿り気、奥を突き上げられるたびに走る痺れ。
そのすべてが、虚しい日常を塗り替え、私の中の眠っていた欲望を呼び覚ましてしまったのだ。
──もう、あの頃の真面目な私には戻れない。
けれど、誰かに「欲しい」と言われ、身体ごと飲み込まれていく歓びを知ってしまった以上、後悔もない。
乱交の渦で覚えた甘美な陶酔は、永遠に私の中で燃え続ける。
それはきっと、他の誰かが見ても理解できないかもしれない。
けれど、あの夜の熱と喘ぎ、混じり合う吐息は──今も私の奥で生きている。
コメント