【第1部】雪国の夜に芽生えた背徳のざわめき
私の名は 村瀬美和。三十一歳、北陸の小さな港町に暮らしている。
結婚して三年、夫は海上自衛官だ。彼が出航すれば三か月、いや、時には半年近くも帰らないことがある。その間、家に残されるのは私と義父の二人きりだった。
義父・宗一は六十五歳。若い頃から港の荷役に携わり、冬の荒波のような体躯はいまも揺るぎない。義母は私が嫁ぐ前にすでに他界しており、古びた木造の家には、私と義父だけの呼吸が満ちていた。
──そのこと自体は珍しくもない。ただ、海鳴りと雪音だけが響く夜更けには、時折、胸の奥に言葉にできないざわめきが生まれた。孤独というより、もっと生々しく、肌の下で疼くものだった。
その冬、宗一が風邪をこじらせ、布団に伏せることになった。
私は看病に追われ、湯を沸かし、体を拭き、汗に濡れた寝衣を取り替える。薄暗い灯の下で、義父の額を撫でる指先に、妙な熱が伝わってくる。
「……すまんな、美和」
義父の声はかすれていた。けれど、その低い響きは、夜気に溶けて不思議なほど私の鼓膜を甘く叩いた。
私は布を絞り、胸元から肩口へと拭いていった。年齢を重ねた肌のざらつきと、厚みのある筋肉の硬さ。普段は気づかない逞しさが、ふとした拍子に女としての私をざわつかせる。
「ここも……頼む」
義父はそう言って、浴衣の前を緩めた。薄闇に覗いたのは、予想外に力強い膨らみだった。
「……お義父さん……?」
思わず声が震えた。
その瞬間、私の背筋に冷たいものが走ると同時に、胸の奥に得体の知れぬ熱が点火された。
拒むべきか、逃げるべきか。
──けれども私は、その場から動けなかった。
【第2部】雪明かりに濡れる秘肉──巨根と舌に支配されて
義父の浴衣が音を立てて開かれた瞬間、私の視界を奪ったのは、想像を遥かに超える巨大な影だった。
六十五歳の老体に宿るとは信じ難いほど、雄々しく張り詰めた男根。血管が浮き、脈打つたびに空気まで熱を帯びているかのようで、私は息を呑んだ。
「ほう……まだ女として枯れておらんようじゃな、美和」
低い声が、私の耳の奥を震わせる。羞恥と恐怖に頬が燃えた。だが、その奥底では、抗いきれない興奮が芽吹いていた。
宗一の手は容赦なく、私の腿を割ってゆく。冷えた夜気にさらされると、隠していたはずの蜜がすでに滲んでいたことに気づき、思わず目を閉じた。
──その瞬間、義父の舌が触れた。
「……っ、ああぁ……っ」
声がこぼれた。
熱く湿った舌が、花弁の外縁をゆっくりとなぞる。まるで時間をかけて蕾を開かせるように、柔らかな粘膜をじっくりと味わい、唇で軽く吸い上げる。
「ひ……ぁ……そんな……そこは……っ」
言葉が途切れ、喉の奥から震えが洩れる。
宗一の舌は、ただ上下に動くだけではなかった。すくい上げ、絡め取り、時に尖らせて入口を探り、次いで根元の奥まで舐め上げる。そのすべてが、女の身体の急所を正確に射抜いてきた。
「んんっ……いや……だめぇ……っ……」
腰が勝手に浮き、舌を追い求めてしまう。
まるで百戦錬磨の剣士が研ぎ澄ませた刃で、秘肉を切り裂くような鮮烈さ。
吸う、舐める、押し開く──その繊細かつ獰猛なリズムに、私の体は瞬く間に濡れそぼり、音を立て始めた。
「う、美和……甘いのう……」
義父の吐息が蜜に混じる。恥辱よりも快感が勝り、私は自らの両手でシーツを握り締めた。
やがて舌が小さな突起を捕らえた。
「ひあああぁぁっ……っ!」
電流が背骨を駆け抜け、全身が跳ねる。執拗に吸われ、舌先で弾かれるたび、理性は溶かされていった。
──そのとき、下腹に影を落とすものがあった。
目を開ければ、義父の巨根が私の秘所を覆うように屹立している。紅く脈打つ先端は、滴る蜜で艶めき、わずかに触れるだけで全身を痺れさせた。
「もう……入れては……だめ……」
口ではそう言いながら、私の脚は自ら義父の腰を受け入れるように開いていた。
【第3部】背徳の深淵で果てる──絶頂と絡みつく余韻
義父の巨根が、私の奥を押し広げながらゆっくりと沈んでゆく。
「……あぁ……っ、無理……入らない……っ」
喉の奥から声が洩れた。
それでも宗一の腰は揺るぎなく、熱塊は私の奥底へ侵入していった。押し寄せる痛みに似た衝撃と、全身を貫く快楽が交錯し、私は畳に爪を立てた。
「ほう……美和の中は、まだ若い娘のように締め付けおる……」
掠れた低音が私を支配する。羞恥と背徳に震えながらも、その言葉に体は敏感に応じていた。
奥まで満たされた瞬間、視界が白く弾けた。
巨根の脈動が膣壁を震わせ、秘奥に溜まった蜜があふれ出す。
──そして、律動が始まった。
「やぁ……っ、そんな激しく……っあぁ……っ!」
腰を突き上げるたび、肉の奥が打ち抜かれる。私は逃げ場を失い、無意識に義父の背に爪を立てていた。
宗一は体位を変え、私を背後から抱きすくめた。
分厚い胸板に押しつぶされながら、巨根が深く突き上げる。
「いや……だめ……そんな奥まで……っ!」
叫びは恥辱のはずだった。だが次の瞬間、甘い痺れに腰が勝手に跳ねた。
「ぐっ……美和……締め付けが……堪らんぞ」
荒い息と共に義父の腰は加速し、蜜が滴る音が畳に滲んだ。
やがて巨根が私の急所を抉るように擦り上げた。
「ひああぁっ……そこ……そこは……っもう……だめぇ……っ!」
全身が震え、視界が白濁する。絶頂の奔流に飲み込まれ、背徳の喘ぎが夜気に溶けていった。
「美和……出すぞ……奥で……」
「や……だめ……中は……っ」
懇願も虚しく、次の瞬間、奥底に灼ける奔流が注ぎ込まれた。
熱が広がり、膣壁を打ち震わせ、私は義父の名を呼びながら絶頂に引き裂かれた。
──荒い息と汗が交じる匂いの中、私は義父の胸に崩れ落ちた。
罪悪感は胸を締めつける。だが、その一方で、体の奥に残る熱と脈動が消えず、私はなお震えていた。
「美和……これで、お前はもう俺の女や」
囁きに抗う力はなかった。
ただ、頬を濡らす涙と、胎内に滲む温もりが、私を背徳の虜にした。
──その夜から、私の孤独は二度と同じ姿には戻らなかった。
まとめ──背徳に沈み、悦びに溺れた人妻の告白
これは、夫の長い不在に孤独を抱えた若妻が、義父という存在に心と体を絡め取られた体験談である。
禁じられた関係は、一夜限りの過ちでは終わらなかった。
舌で嬲られ、巨根に貫かれ、背徳の蜜に酔いしれた私は、拒みながらも抗えず、女としてのすべてを義父に差し出してしまった。
罪悪感と官能は紙一重。
拒絶と欲望のせめぎ合いの中で、むしろ最も濃密な快楽は芽生えるのかもしれない。
あの夜の熱と喘ぎは、いまも身体の奥で微かに脈打ち続けている。
──孤独を埋めるためのはずだった行為が、いつしか私を新たな牢獄に閉じ込めた。
だがその牢獄こそが、女としての悦びを極限まで解き放つ扉であったことを、私は知ってしまった。



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