フェラチオとクンニの快感体験談|私を開いた夜の体位変化と絶頂

第一章:雨音と、濡れたまつ毛の距離

彼と出会ったのは、大学のゼミの懇親会だった。
年齢も立場も違う、企業側の若き講師という紹介だったが、
その夜の彼は、ひとりの“男”としてしか私には映らなかった。

黒いシャツの襟元からのぞく喉仏、
薄く笑うたびに覗く奥歯、
グラスを持つ手の血管の浮きあがり──
会話よりも先に、私の身体の奥が、その男を覚えた。

「送るよ、家まで」

帰り際、ひとつ上の学年の友人が彼に頼み込んだ。
あえて断らず、その申し出に頷いた私を
夜風が、少し大人びた気分にさせた。

車の窓に映る自分の顔が、少し熱を帯びていた。
助手席で足を組み替えたとき、
スカートの奥にある秘密を意識してしまったのは、
きっと彼の視線が、膝から数センチ上で止まったせいだった。


第二章:舌と息と、咥えた瞬間の堕ち方

彼の部屋は静かだった。
時計の針の音と、私の喉が鳴る音しか聞こえなかった。
少し濡れた髪のまま座る私に、
彼はバスタオルを差し出して、微笑んだ。

「お風呂、使って」

ただそれだけの言葉に、私は身体の芯が緩むのを感じた。
お風呂を借りるという行為の向こうに、
なにかを期待している自分がいた。

タオルを巻いたまま戻った私を見て、
彼は一度だけ目を細めて、そして黙って手を差し出した。
手のひらに導かれるように、私はベッドへと引き寄せられた。

キスは、優しかった。
けれど舌が触れた瞬間、
私の唇の内側は、じわりと震えだした。
それはまるで、唇から奥の奥へ、
性感という名の線が引かれていくような感覚だった。

彼の手が、私の太腿を撫でる。
タオルの隙間から忍び込んだ指先が、
もう濡れていた部分を、迷いなくなぞる。

私は彼の膝に沈み込むようにしゃがんだ。
なにかを返すように、彼のものを口に含んだ。

その瞬間、唇が“咥えた”というより、
“開かされた”感覚に近かった。
硬さと熱、喉の奥へ触れそうになる深さ。
手で触れていた時とは違う、
“唇越しの存在”が、私の理性を崩していった。

舌でねっとりと縁をなぞり、
先端にあるわずかな開きに息をかけると、
彼の腰がわずかに震えた。
その微かな変化に、私は心まで濡れていった。


第三章:体位と内奥、快楽という沈黙

彼は私の髪を優しくほどくように、
背中に手を回してベッドに倒した。

唇が乳首に落ちた瞬間、
呼吸のリズムが崩れ、
膣の奥がトクンと脈打つのがわかった。

「下を、舐めたい」

その言葉だけで、脚が開いた。
恥ずかしいはずなのに、
息を飲んで、指がシーツを握った。

彼の舌が触れた瞬間、
私は溶けた。
舌先が花弁をめくるように動き、
突き上げるようにクリトリスを撫でたとき、
身体が小さく跳ねた。

「そこ……だめ、」

その“だめ”には、「もっとして」の意味が含まれていた。
舌の動きが止まり、次に指が沈んでくる。
一本、二本、そして角度を変えて膣壁を掻き回すように動くたび、
身体の奥がきゅっと締まって、快楽の泡が膨らんでいった。

正常位。
彼がゆっくりと、私の奥へ入ってきた瞬間、
私は声を出せなかった。
痛みではなく、満たされすぎた感覚に言葉が失われた。

騎乗位。
彼に跨がり、自分で腰を動かす。
吸い込むたび、私の中が彼を飲み込む感覚が快感に変わっていく。

後背位。
背中を反らされ、突き上げられるたびに、
乳首が冷たい空気に晒され、
そのくすぐったさが膣奥に伝わって全身を痺れさせた。

クライマックスは、静かだった。
声にならない声と、内側からこみ上げる波。
痙攣にも似た脈打ちが、彼の中に私を引き込んだ。
脳が真っ白になるほどの絶頂のあと、
彼の身体が私の中で震え、
熱が深く注ぎ込まれた感覚に、私は心までも脱がされた気がした。


余韻の一行

快楽のあと、私が見た彼のまなざしは、
誰のものでもない“私だけ”を映していた。

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