【第1部】閉ざされた人妻の心に差し込む若き視線──乾いた十年と禁じられた予兆
私の名前は白川紗代(33歳)。
大阪の下町で、結婚して十年になる夫と二人で暮らしている。夫は大手の建設会社に勤めていて、朝は誰よりも早く出かけ、夜はほとんど終電で帰る。夫婦の会話は、今日の夕飯に何を食べるかとか、宅配便を受け取っておいてほしいといった連絡程度にすぎなかった。
三十三歳という年齢は、女性としての岐路なのだろうか。
鏡に映る私はまだ若さをとどめているのに、夫からは女としての眼差しを向けられない。そのことが、乾いた喉のように私の内側をじわじわと渇かせていた。
そんなある日、私が週に数回だけ入っているカフェのアルバイト先で、ひとりの大学生に出会った。
村上悠真(19歳)──関西の大学に入学したばかりの一年生。背が高く、バスケをしているらしく、制服のシャツから覗く腕は細身なのに驚くほどしなやかな筋肉を纏っていた。
「紗代さんって、なんか安心するんですよ」
シフトが一緒になるたび、彼は屈託のない笑みでそう言った。十九歳の無邪気さが混じった視線を、私は母のように受け止めていたつもりだった。
だがある夜、閉店後に片付けをしているとき、彼がぽつりと打ち明けてきた。
「彼女と、うまくいってなくて……。女の人って、どうしたら気持ちがわかるんですかね」
その言葉に、私は思わず笑った。けれど胸の奥では何かが揺れた。
──十年前、夫と付き合い始めたばかりの私も、同じように戸惑いながら愛を欲しがっていた。
抱きしめられるだけで満たされていた頃。けれど今は、触れられることさえ希薄になっている。
「女心ってね……案外、言葉よりも態度で伝わるのよ」
私は母のように諭すつもりで言ったのに、彼は真剣な目で頷いた。その眼差しが、私の奥深くに触れてしまった。
彼が笑いながらコップを差し出したとき、その指がわずかに私の指に重なった。
ほんの一瞬のことなのに、心臓が喉元までせり上がってくる。
「紗代さんは、わかってくれるから……」
その声の低さに、私は危うさを感じた。けれど、拒めなかった。
その夜は送別会で皆が酔っていた。私もワインを少し飲みすぎ、頬が熱かった。
帰り道、細い路地で彼がふと立ち止まった。
「……俺、紗代さんともっと話してたいです」
その言葉があまりにまっすぐで、私は苦笑でごまかすしかなかった。だが心のどこかで、夫にも友人にも聞かせられない吐息がこぼれそうだった。
──これは間違い。人妻の私が、まだ少年のような彼に揺さぶられているなんて。
理性がそう叫ぶ一方で、身体の奥では別の声が囁いていた。
──女である私を、もっと見つけて。
夜風にさらされた肩がひやりと震えると同時に、彼の視線がそこに触れていた。
その一瞬で、私はもう後戻りできない予感に包まれていた。
【第2部】人妻の身体が目覚める夜──若き巨根に翻弄される濡れの予兆
あの夜、二人で飲みに出たのはただの口実だった。
「紗代さん、ちょっとだけ付き合ってくださいよ」
そんな軽い誘いに、私は迷った末に頷いてしまった。心のどこかで「これは危うい」とわかっていながらも、夫に感じたことのない熱を求めてしまっていたのだ。
カウンター席でワインを重ねるうちに、酔いが頬を紅く染めていく。
隣に座る悠真の肩が時折触れるたび、電流のように肌が痺れる。
彼の瞳がまっすぐに私を射抜くたび、息苦しくなる。
「紗代さんって……ほんと綺麗ですね」
酔った声は震えていて、言葉よりも熱が先に伝わった。
──ダメ、そんなこと言わないで。人妻に向けるべきじゃない。
心ではそう抗うのに、胸の奥はひどく甘く疼いていた。
気づけば、私は彼のアパートの小さな一室にいた。
「もう少しだけ、話したいんです」
そう言われたとき、断る理由がどこにも見つからなかった。
薄暗い部屋に入ると、漂う洗剤の匂いと若い男の汗の匂いが混じり合う。
コップを受け取ろうとした瞬間、指先が重なり、そのまま強く握られた。
心臓が破裂しそうに跳ねる。
「紗代さん……触れていいですか」
彼の声は震えていたのに、手のひらは迷いなく私の頬に伸びた。
唇が重なる瞬間、私は息を呑み、全身が硬直した。だが次の瞬間、抑えていたものが堰を切ったように溢れ出す。
「ん……だめ……」
口ではそう呟きながらも、舌先は彼の熱に絡まり、濡れた音を立ててしまう。
胸の奥がじわりと濡れ、太腿の間に熱が広がる。
抱きしめられた体は若さの塊のように硬く熱い。
押し倒されるようにベッドに背をつけたとき、目の前に影が覆いかぶさる。
彼の息は荒く、耳元で震えていた。
「紗代さん……俺、もう我慢できない」
その言葉に怯えるどころか、身体の奥がひくりと震えた。
シャツを乱暴にめくられ、素肌に触れた掌が火傷のように熱い。
乳房を覆われた瞬間、喉から思わず甘い声が漏れた。
「や……あっ……」
視線を落としたとき、彼のジーンズの下で盛り上がる異様な影に目を奪われた。
──若さって、こんなにも荒々しいの……?
布越しにも伝わる圧倒的な存在感。
夫のそれとは比べものにならない太さと硬さを想像した瞬間、奥から熱い蜜が零れ落ちていくのを感じた。
彼はジーンズを乱暴に下ろし、解き放たれたそれは私の想像を凌駕していた。
赤黒く脈打つ巨根。
先端から滲む透明な雫が、ゆっくりと垂れ落ちるのを見た瞬間、喉が鳴った。
「こんなに……大きいなんて……」
自分の声がかすれていた。羞恥と興奮が入り混じり、下腹部が熱く疼く。
彼は恥ずかしそうに笑ったが、眼差しは真剣そのものだった。
巨根が太腿の付け根をかすめると、濡れた蜜が一気に溢れ出した。
「……だめ、そんなの、入らない……」
そう言いながらも、腰が勝手に持ち上がっていた。
「大丈夫です……俺がゆっくりしますから」
低い声が耳元で囁かれる。
その瞬間、私の身体は完全に諦めてしまった。人妻としての理性ではなく、女としての渇きがすべてを支配していた。
──私は今夜、溺れる。
この若い巨根に、女のすべてを思い出させられるように。
【第3部】もう全部夢だから──巨根に貫かれ溶けてゆく人妻の絶頂と罪の余韻
熱を帯びた空気の中で、私はすでに拒む力を失っていた。
押し倒されたベッドの上、白いシャツは乱れ、肩口から滑り落ちる。乳房が夜気に晒され、尖った先端を彼の舌が甘く吸った瞬間、喉から声が零れた。
「やぁっ……あ、そこは……だめ……っ」
声は震えていたが、身体は正直に反応していた。腰が勝手に浮き上がり、彼の巨根を求めるように濡れそぼる。
悠真の眼差しは少年のそれではなかった。
欲望に濁りながらも、ひたすらに私を見つめる真剣さがあった。
「紗代さん……入れるから、力抜いて……」
低く囁く声に、私は頷くしかなかった。
そして──
巨根が、私の秘められた場所を押し広げてくる。
「んっ……! あ……ああぁ……っ」
あまりの太さに、身体の奥が悲鳴をあげる。それでも蜜は溢れ続け、彼を拒むことができない。
「こんな……入らない……っ」
掠れた声で抗いながらも、すでに半ば以上が呑み込まれていた。
灼けるような圧迫感に涙が滲む。だが同時に、夫とのセックスでは決して得られなかった充実が、女の深部に突き刺さっていた。
「紗代さん……中、すごい……俺、もう……」
悠真の荒い息が首筋を濡らす。
彼が動くたび、奥底を押し上げられ、全身が震える。
「やぁ……あっ、ああんっ……だめっ……そこ、突かれたら……!」
嬌声が漏れるたび、若い身体はさらに激しく打ちつけてくる。
肉と肉がぶつかり合う音が部屋に響き、シーツは蜜で濡れ、汗に張り付いた。
私の中を貫く巨根は、夫のそれとは比べものにならない。
一本の熱い杭に串刺しにされるようで、理性がすべて崩れ落ちていく。
「もっと……もっとちょうだい……」
自分でも信じられない言葉が口から零れていた。
人妻としての罪悪感など、快楽の奔流に飲み込まれていた。
「紗代さん……イく、俺……っ」
彼の囁きと同時に、奥へと突き立てられた。
「ひぁっ……! あぁぁぁぁっ……!!」
身体が弓なりに反り返り、絶頂が全身を焼き尽くす。
灼熱の奔流が子宮の奥深くに注ぎ込まれる。
「んっ……ああぁ……だめ……中は……っ」
拒む言葉とは裏腹に、私はその熱を貪るように膣を蠢かせ、絡みつかせていた。
何度も、何度も、彼は果て、私はそのたびに絶頂を迎えた。
夜がどれほど長かったのか、気づけば全身は汗と蜜にまみれ、声も枯れていた。
ベッドの上で彼に抱きしめられながら、私は小さく呟いた。
「……もう全部、夢だから」
それは自分を許すための言葉であり、彼を抱きしめ続けるための最後の言い訳でもあった。
窓の外が白み始め、鳥の声が遠くで聞こえる頃、私は現実に引き戻されていく。
夫の待つ家に帰らなければならない。人妻である自分に戻らなければならない。
だが身体には、あの巨根の痕跡と、快楽に震えた余韻が深く刻まれていた。
──あの夜を夢だと願いながらも、私はもう二度と忘れることはできない。
【まとめ】人妻が巨根に堕ちた夜の告白──夢と現実の狭間で揺れる快楽と罪悪感
三十三歳、結婚十年目の人妻が大学一年の青年と過ごした一夜。
夫に忘れられた「女」としての渇望を、若さと巨根が鮮烈に呼び覚ました。
罪悪感と背徳に震えながらも、身体は本能に従い、快楽を受け入れ、何度も絶頂を重ねてしまう。
「もう全部、夢だから」
そう言い聞かせた夜は、夢ではなく、忘れられない現実の記憶として刻まれてしまった。
人妻と若い男の出会いが生んだ、罪と悦楽の物語。
それは、誰もが心の奥底に隠している「女」と「男」の本能を暴き立てる一夜だった。
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