就活スーツが濡れた夜:優しい先輩の豹変と快楽の記憶|全身が選ばれた瞬間

【第1部】優しい声に濡れて──就活スーツの内側で疼いた夜

最終面接のあと、内定の連絡を待つだけの私は、先輩から突然ランチに誘われた。
「頑張ってたね、ずっと見てたよ」
そう言って笑ったその声が、私の喉奥を湿らせた。

ビルの高層階にあるレストラン。窓の向こうには午後の陽が滲んで、
白いクロスの上で、私のスーツだけが異物のように重たく見えた。

会話は軽やかで、私はずっと笑っていた。
でも、何かがおかしかった。
──間合い。視線。沈黙の温度。

ふとした瞬間にだけ、先輩の目が、
「服の中」を見ているように感じた。

けれど、それを“失礼”とは思えなかった。
むしろ……
評価されている、と思ってしまった自分が、そこにいた。

グラスを重ねるたびに、
私の太ももはじんわりと湿っていった。
話していただけ。何もされていないのに。
それでも、喉が渇いて、息が熱くなって、
──私は、身体の中で膨らんでいくものを抑えられなかった。

帰り道。エレベーターの中、
ふと肩が触れた瞬間──
私は、はっきりと濡れていた。
股間に吸いつく下着の感触が、私を責めた。
どうして。
まだ、触れられてすらいないのに。

「このあと、少しだけ話せる?」
優しい声に、私は首を縦に振っていた。
心が、もう、うなずいていた。

【第2部】豹変の残響──優しい声が喉を裂いた夜

あの人の部屋は、無機質で整っていた。
ソファに腰を下ろすと、私は緊張と湿気の中に埋もれた。
革の擦れる音が、スーツ越しの太ももにまとわりつく。
乾いたはずの喉が、また熱を持っていた。

「本当に、頑張ってたよね」
優しい声。
なのに、私の目をまっすぐ見てこない。
目線は、首元。胸元。そして──膝のあたり。

「……緊張、してる?」
「いえ、大丈夫です……」

けれど、声が裏返っていた。
その一瞬に、彼の目が変わった。
静かに、獣のような目で、私を“見た”。
スーツの下にある皮膚ごと、見透かすように。

「ほんとに大丈夫? ほら……力、抜いて」

その声が、耳ではなく、舌の奥に触れてくる。
私は頷いた。──怖くはなかった。
むしろ、甘さがあった。
この人に褒められたい。選ばれたい。
そう思った時には、私はすでに“脚を開いていた”。

彼の手は、優しかった。最初だけは。
スーツの膝をなぞっただけで、
そこから濡れが溢れ出すのが、自分でもわかった。

「こんなに……」

耳元に漏れたその低音が、私の中の境界を越えてくる。
舌が、喉の奥で溶けたみたいに、
彼の声で体温が乱されていく。

シャツのボタンがひとつ、外された。
もうひとつ。
そして、下着のホックが弾ける音──
そのすべてが、私の中に「される悦び」を落としていく。

なのに、彼の目は、もう「優しくなかった」。
私を“見下ろす目”に変わっていた。

「就活って、たいへんだったろ?」

そう囁いた直後、
私の脚を、開いた。
強くもない、でも逃げられない、
そんな速度と体温で──

「ほら、こんなにして……」

言葉に、私は泣きそうになる。
でも、それは苦しさじゃなかった。
なぜなら、私はその瞬間、確かに奥が疼いたから。

「声、我慢してみて?」
そう言われて、私は喉を閉じた。
息を殺す悦び。音を抑える快感。
それが、なぜこんなにも私を濡らすのか、わからなかった。

手が、口元に添えられた。
「ちゃんと、我慢してね」
その指に、私は──舌を絡めていた。
無意識に。
悦びの印を、舌先で舐めとるように。

スーツのスカートが、太ももに貼りつく。
下着の内側が、彼の指で割られる。
浅い呼吸のたび、声が震える。
なのに、心は悦びを拒めなかった。

なぜ?
優しい人だと思っていたのに。
怖い目で、私を見下ろしているのに。

なのに──
私は、“奥”で迎え入れてしまっていた。

【第3部】差し出された奥──快楽に溺れ、壊れていく夜

息を吐くたび、
スーツの襟元がわずかに揺れて、
露わになった胸元から、冷たい空気が私の肌に触れた。
なのに、身体は火照っていた。
奥から、溶けていた。
──快楽が、滲んでいた。

「……全部、俺に預けて?」

その言葉に、私は、首をゆっくりと縦に振った。
意思ではなかった。身体が、そうしたかった。

ソファに膝をついた姿勢のまま、背中を預けると、
すぐに、彼の舌が、首の後ろに触れた。
一瞬だけ冷たくて、すぐに熱を残す。

「ここ、好きでしょ?」

言われた瞬間、奥が脈打った。
首筋という“性感帯”を知らされたこと。
それが、なぜか“恥”ではなく“悦び”だった。
見抜かれていることに、濡れてしまう──
そんな快楽のかたちを、私は初めて知った。

舌が、背骨をゆっくりと辿って降りてくる。
そして、ヒップラインへ触れた手が、
私の“奥”へと誘うように、スカートの下へ滑っていった。

「奥が……熱い」
呟かれたその声が、
私の内側の熱に、音を与えた。

そして──
脚を閉じたまま、指が差し込まれた。
奥の奥へ。
押し広げるでも、強引でもない。
ただ、私が“受け入れてしまった”だけだった。

「あ……」

声を上げそうになって、歯を食いしばった。
でも、その震えは彼に伝わっていたらしく、
耳元に、囁かれた。

「声、出していいよ……もう、我慢しなくていい」

その言葉で、
私は壊れた。

指先が、奥の壁に触れた瞬間、
なにかがはじけた。
自分がどれほど濡れていたのか、知ってしまった。

そして、彼が身体を重ねてくる。
ずっと欲しかったその重みが、
今、私の中へと沈んでいく。

脚の間に感じる圧と、
心の奥に走る微熱と、
背筋に残る舌の名残が交差して、
私は──全部、差し出していた。

「奥、すごい……吸い付いてる……」

そんな言葉に、また濡れる自分が、
もう“私”じゃないみたいだった。

首に手を回され、
耳を甘く噛まれながら、
私は、身体の内側すべてを、彼に捧げていた。

奥が、奥を欲しがっていた。
動くたび、擦れるたび、
私の中の何かが壊れていった。

けれどそれは、悲しみじゃなかった。
むしろ、
ようやく“自由になった”感じがした。

快楽とは、
「堕ちること」じゃない。
「還ること」なのだと、
その夜、私は初めて知った。

すべてが終わったあと、
彼の胸に頬を寄せたまま、
私は微かに震えていた。
余韻ではなく、
“熱の残響”が、まだ骨盤の奥で疼いていた。

息を吸うたび、
スーツの内側が濡れた音を思い出す。
それが、
私の“就活”の、ほんとうの終わりだったのかもしれない。


エピローグ

あの夜のことは、誰にも話していない。
でも、身体だけは覚えている。
優しい声と、獣の目。
指の熱と、奥の湿り気。
私の“評価”は、どこで決まったのか。
答えなんて、もうどうでもよかった。

──私は選ばれた。
身体で。心で。
そして、それが、
なぜか、嬉しかった。

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