【AIリマスター版】うちの妻・E里(31)を寝取ってください 08
【第1部】あの夜の痕跡を抱えたまま、彼氏の腕の中で震えた再生の始まり
はじめまして、水咲(みさき)、31歳。
横浜で事務職をしながら、どこか「夜だけが自分のものじゃない」ような感覚を、十年以上も抱え続けてきました。
きっかけになった「あの夜」のことを、詳細に語るつもりはありません。
ただ一つ、はっきりしているのは──あの瞬間から、私の身体は「私だけのもの」ではなくなってしまった、という感覚だけです。
その後しばらく、私は男の人の指が自分の髪に触れるだけで、無意識に肩が跳ねるようになりました。
抱きしめられたいくせに、腕に力がこもると、息が止まりそうになる。
濡れているのに、怖い。
欲しいのに、拒絶したくなる。
そんな矛盾を抱えたまま出会ったのが、今の彼氏──蓮(れん)、34歳。
IT系の会社で出会って、最初はただの「飲み会が楽しい人」だったのに、気づけば隣の席が当たり前になって、帰り道に二人で歩くのが自然になっていた。
「手、寒そう」
ある冬の夜、桜木町からの帰り道。
観覧車の光が川面に揺れている中で、蓮はそう言って、私の手をそっと包みました。
指が絡む。
その瞬間、心臓が跳ねて、呼吸が浅くなる。
嫌じゃない。むしろ嬉しい。
でも、どこかで「この先」が怖い。
「……水咲?」
「ごめん、ちょっと、びっくりしただけ」
手を振りほどきはしない。
けれど、指先には力が入らない。
そんな私の反応に、蓮はそれ以上、何も求めてこなかった。
付き合い始めて半年。
キスはする。抱きしめ合う。
ソファで並んで映画を見ていて、彼がしれっと腕を回してくるたびに、それだけで太ももまで熱が落ちていく。
なのに、ベッドの向こう側に進もうとすると、どこかで身体が固まる。
「……ごめん、ここまででいい?」
肩越しにそう伝えると、蓮は少し切なそうな顔をしながらも、必ず笑ってうなずいた。
「うん。水咲が怖くないって思えるときまででいいよ」
そう言われて安心するほど、心の奥では「この人をじらしている自分」に、どこか後ろめたさもあった。
脳の奥が、別の声で囁く。
(本当は、もっと深く抱かれたいくせに)
シャワーを浴びて戻ってきた蓮が、濡れた髪のままベッドに腰を下ろし、タオルを投げてくる。
その距離、布団一枚。
私の中では、その布一枚が、とんでもなく分厚くて遠い壁みたいに感じられた。
ある夜、私は自分でも驚くほど素直な言葉を洩らしていた。
「ねえ、蓮……わたし、壊れてると思う?」
「は?」
「抱かれたいのに、怖くて……。身体が、変なんだよね。頭では、したいのに」
蓮は一度目を伏せ、天井を見つめてから、ゆっくりと私を抱き寄せた。
キスは浅く、長く。
舌を差し込んでくるような強引さはなく、唇をそっと重ねて、息ごと確かめるような口づけ。
「壊れてなんかないよ。……ちゃんと、守りたいだけでしょ? 自分のこと」
耳元でそう囁かれた瞬間、胸の奥で長く固まっていた何かが、かすかに軋んだ。
怖い。
だけど、多分それは、壊れる音じゃない。
錆びついた鍵が、ゆっくりと回り始めた音。
彼の手が、服の上から背中を撫でる。
布越しなのに、指がそこを通るたび、皮膚の内側で熱がじわりと広がる。
触れられる場所が、一つずつ「怖くない場所」へと塗り替えられていく感覚。
その夜、私たちは最後までしなかった。
それでも、下着越しに触れられたお腹のあたりが、ずっとじんじんしていた。
ベッドの上で背中を向けたまま、私は小さく息を呑んだ。
(……怖いのに、嬉しい。
濡れてるのに、まだ足りない)
矛盾だらけのまま、ゆっくりと、再生の夜は始まっていた。
【第2部】年下の彼に「教えるふり」で、私が主導権を握った覚醒の夜
そんなふうに蓮と少しずつ距離を縮めていた頃、もう一人の男が、私の日常に滑り込んできた。
職場に新しく配属された、25歳の営業担当──直哉(なおや)。
人懐っこくて、笑うと目尻に小さな皺が寄る、犬みたいな年下男子。
「水咲さんって、絶対モテますよね?」
残業中のオフィスで、コンビニのコーヒーを片手に、そんなあからさまな台詞を平然と言ってくる。
思わず苦笑しながら、私はパソコンから目を離さないようにした。
「そういうの、簡単に言うと安っぽいよ」
「安くないですよ、ガチです。……てか、彼氏いるでしょ?」
心臓が、また別の意味で跳ねる。
「……いたら、ダメなの?」
「ダメっていうか……羨ましいなってだけです」
目が合う。
まっすぐで、少しだけ獣みたいに光っている。
年下の男に「羨ましい」と言われた瞬間、自分が誰かに所有されている女として、どこか誇らしくなる一方で、「この子をからかってみたい」という別の衝動も、静かに首をもたげた。
その週末、会社の飲み会帰り。
終電を逃した数人で二次会に流れ、そのまま三次会で人が減り、最後に残ったのは、私と直哉だけだった。
「タクシー、捕まんないですね……」
「この時間だとね」
繁華街のネオンが滲んで見える。
アルコールのせいだけじゃない。
彼の視線が、私の口元と首筋、それから足元にかけて、さりげなく上下しているのを感じるたび、皮膚の内側で、小さな電流が走る。
「……少し、歩く?」
私がそう言うと、直哉は一瞬目を丸くしてから、嬉しそうに笑った。
「はい、水咲さんの行くとこなら、どこでも」
連れて行ったのは、駅から少し離れた小さなバーだった。
カウンターだけの店内。
薄暗い照明が、グラスの縁をゆっくりと撫でていくように光っている。
二杯目のグラスを傾けながら、私はふっと問いかけた。
「直哉くん、年上って好き?」
「……今、試されてます?」
「どうだろうね」
冗談めかして言いながら、わざと足を組み替える。
スカートの裾が少しだけ上がって、太もものラインが照明に浮かぶ。
直哉の喉が、ごくりと動いた。
「……好きです。水咲さんみたいな人、ずっと見てたい」
その言葉に、身体の奥がきゅっと締まる。
怖くはない。
むしろ、ぞくぞくする。
あの夜、私は「奪われる側」だった。
選択肢なんてなかった。
でも今、この年下の男の前では、私がすべてを選べる。
バーを出たあと、ホテルへ向かうまでの道は、驚くほど短かった。
タクシーに乗り込んだ瞬間から、私は自分でも驚くほど冷静だった。
(ここで引き返すのも、行くのも、全部私が決める)
ホテルの部屋に入ると同時に、直哉は不器用なくらい真っ直ぐに抱きしめてきた。
腕は強いのに、震えている。
その震えが、やけに愛おしい。
「……キス、していいですか」
許可を求める声。
あの夜、誰にも聞かれなかった言葉。
「うん。……ちゃんと、して」
自分で許可することが、こんなにも甘く、こんなにもエロティックだということを、そのとき初めて知った。
唇が重なる。
今度は私から舌を差し込む。
驚いたように目を見開いた直哉が、すぐにその動きに合わせてくる。
彼の手が恐る恐る背中に回る。
服の上から、指先が慎重になぞるように動く。
「もっと、強くしていいよ」
促すと、指に少し力がこもる。
肩甲骨のあたりを押されるたび、身体の芯に熱が落ちていく。
ベッドに押し倒されるのではなく、自分からシーツの上に腰を下ろす。
彼の手を取り、自分の太ももに導く。
布の上から触れさせる場所も、タイミングも、全部私が決める。
「ねえ、直哉くん」
「はい……」
「教えてあげる。女の人がどうされると、気持ちよくなるか」
自分の指で、自分の身体のラインをなぞり、その上を彼の手にトレースさせる。
喉元、鎖骨、胸の輪郭、くびれ、腰骨、太ももの内側。
電流は、今度は私が流す側だ。
布越しに、じわりと熱が滲む。
頭のどこかで、冷静な自分が囁く。
(ほら、濡れてる。
これは怖さじゃない。
私が選んだ相手に、私が許した触れ方で、濡れてる)
直哉が、苦しそうに息を漏らした。
「……水咲さん、そんな……反則ですよ」
「何が?」
「そんなふうに、自分で誘って……。もう、我慢できない」
「我慢しなくていいよ。……ただし、私が嫌って言ったら、すぐ止めてね」
「もちろんです」
その「もちろん」を聞いた瞬間、身体の奥で長いあいだ凍りついていた場所が、じわりと溶け出していくのを感じた。
ベッドの上で絡み合った夜。
細かい動きや、どこにどう触れられたかなんて、もうあまり覚えていない。
ただ一つ、はっきりしているのは──絶頂の瞬間に、私は自分から彼の名前を呼び、背中に爪を立てていたということ。
奪われるのではなく、求める側として震えること。
その甘さを知った夜だった。
【第3部】彼氏との再生と、年下との覚醒が交差した夜──私はようやく「選ぶ快楽」を覚えた
直哉との夜を過ごしたあと、不思議なことに、蓮の腕の中で感じる怖さが、ほんの少しだけ和らいでいるのに気づいた。
罪悪感がなかったわけじゃない。
むしろ、蓮の横顔を見るたびに、胸の奥がきゅっと締めつけられた。
だけど同時に、鏡に映る自分の目は、以前よりもわずかに強く、艶やかになっていた。
(私は、もう「奪われる女」じゃない。
私が、誰に、どう触れられるかを選べる女だ)
ある土曜日の夜。
蓮の部屋で、二人でワインを開けた。
ソファで並んで映画を見ながら、私は思い切って、彼の肩に頭を預けた。
「ねえ、蓮」
「ん?」
「今夜は……帰りたくない」
その一言で、彼の身体がわずかに強張る。
すぐに、腕が私の腰に回された。
「……いいの?」
「うん。多分、もう、大丈夫」
はっきりと言い切ると、蓮はしばらく何も言わず、ただ私をきつく抱きしめた。
その抱きしめ方は、あの夜の誰とも違う。
私の逃げ場を奪うのではなく、私の震えごと包み込む抱き方。
唇が触れる。
今日は、私から舌を絡める。
蓮は驚いたように目を見開いたあと、ゆっくりと応じてきた。
服の上から、胸の輪郭をなぞる指。
腰に置かれた手のひらが、じわりと熱を帯びていく。
「怖かったら、すぐ言ってね」
「うん。……怖くなったら、止めてって言う。
だから、今は……止まらないで」
そう伝えると、蓮の呼吸が一瞬乱れた。
私の許可を受け取った男の呼吸は、どうしようもなくエロティックだ。
ベッドに移る途中、私は自分の足で一歩を踏み出した。
引きずられるのではなく、自分の意思でシーツの上に座る。
シャツのボタンを外す手が震えそうになって、私は先に蓮のボタンに指をかけた。
「脱がせて。……蓮の、見たい」
照れと欲望が混ざった、熱い視線が返ってくる。
布が一枚、また一枚と落ちていくたび、空気の温度が上がる。
肌と肌が触れ合った瞬間、胸の奥で、あの夜の残響がかすかにざわめいた。
息が詰まりそうになる。
けれど、今回は違う。
「蓮……ちょっと、待って」
「ごめん、やっぱり、きつい?」
私は首を振った。
彼の背中に自分の腕を回し、自分から抱きしめる。
「……怖い。でも、したい。
だから、ゆっくりしてほしい」
その本音を口にした途端、涙が一粒だけこぼれた。
蓮はそれを指で拭い、額にキスを落とす。
「わかった。……一緒に、慣れてこ?」
彼の手は、一気に攻め立てたりしない。
肩から腕、腰、お腹へと、なぞるように移動していく。
触れるたびに、その場所が「怖くない領域」に書き換えられていくような感覚。
胸元に触れられたとき、身体がびくっと震えた。
でも、その震えには、ちゃんと快感も混ざっている。
乳房の輪郭をゆっくりと撫でられるたび、背中が勝手に反っていく。
「……気持ちいい?」
「うん……。もっと、して」
自分の口から出た言葉に、自分で驚いた。
蓮も一瞬目を見開いたあと、嬉しそうに笑った。
その夜、私たちは、ゆっくりと時間をかけて身体を重ねた。
詳しい描写なんて、もうどうでもいい。
ただ一つだけ、忘れられない瞬間がある。
絶頂に近づいたとき、私は自分の意志で彼の腰を引き寄せ、囁いた。
「蓮、もっと……奥まで、きて」
その言葉を発した瞬間、私ははっきりと理解した。
これはもう、誰かに奪われる夜じゃない。
私が、私の身体と欲望を使って「欲しいもの」を取りにいく夜だ。
その後も、直哉とは一度きりでは終わらなかった。
年下の彼との夜は、私が主導権を握る「覚醒」そのものだった。
対して、蓮との夜は、傷をなぞりながらも、確実に「再生」を進める時間だった。
矛盾しているようで、そのどちらもが、私の中でははっきりと繋がっている。
奪われた過去を完全に消すことはできない。
でも、その上に積み重ねる快楽は、選べる。
誰と、どんなふうに、どこまで濡れるのか──それは全部、私が決めていい。
震えながらも欲望を選んだ夜たちが、
今の私を作っている。
まとめ──「壊れた女」じゃなく、「選べる女」として濡れていく
十年前に私の身体を踏みにじったあの夜は、今でも消えない。
ふとした瞬間にフラッシュバックすることもある。
でも、ひとつだけはっきりと言える。
私はもう、
「壊れた女」ではなく、「選べる女」として濡れている。
彼氏・蓮の腕の中で、怖さと安心を抱きしめながら、ゆっくりと再生していく快楽。
年下の直哉の前で、教えるふりをしながら、自分の欲望をさらけ出していく覚醒の快楽。
どちらも、あの夜とは決定的に違う。
私の口から「してほしい」と伝え、
私の手で、相手の身体を引き寄せ、
私の奥で、選んだ快感を受け止める。
それがどれほど官能的で、どれほどエロティックか──
実際に震えながら味わってみて、ようやくわかった。
トラウマは、消えない。
でも、その上に重ねる夜の質は、自分で変えられる。
奪われた過去の上に、「選んだ快楽」を何層も重ねていくたび、あの夜の輪郭は少しずつ薄れていく。
だからこれは、ただのエッチな体験談じゃない。
「性欲女子」が、自分の身体と欲望を取り戻していく官能の記録だ。
怖さと欲しさを、どちらも抱きしめて、
それでもなお濡れる道を選んだとき──
女は初めて、自分の夜を本当に自分のものにできるのかもしれない。




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