上京したてで友達のいない後輩社員と酔った勢いでお泊りすることに… 脱がせたら予想外のスリム巨乳で興奮しっぱなしの僕は一晩中ハメまくった 坂井美桜
「今度の休み、東京のコト、教えてください!」
俺に新しく出来た、上京したばかりの後輩の坂井が、話しかけてくる。
真面目で仕事のできる子なのは間違いないけど、時々大胆なんだよな…。
ま、素人童貞の俺なんか男として見てないだろうし、そういうこと、にならないだろうし、付き合ってやるか…。
そもそも、俺、女の子とデート経験も、ないしな…。
だから、疑いもなく、その日は居酒屋に入った。
酔うまで飲んだ。…たぶん。
覚えているのは、あの地味な印象の坂井が
信じられんほど華奢でミサイル乳で
とてつもなく‘女’だったことだけだ…。
由子(29歳・福岡)
【第1部】二十歳の約束、黒のレースと白いシャツ
二十歳の誕生日は、ただの区切りじゃない。
彼にとっては「大人になる日」で、私にとっては「約束を果たす日」だった。
「当日は、僕のしたいこと、全部叶えて」
そう言って笑った彼の目は、冗談みたいに見えて、冗談じゃなかった。
彼のリクエストは、言葉だけで十分に熱を帯びていた。
年上の女が、黒い下着にガーター、白いシャツとタイトなスカート。いわゆる“お姉さん”の姿で、主導権ごと襲ってほしい、と。
私は持っていなかった。黒も、ガーターも。
だから、誕生日プレゼントの代わりに通販で揃えた。あくまで“衣装”のはずなのに、梱包を開いた瞬間から指先が落ち着かなかった。布の軽さが、なぜか罪の重さみたいに感じられて。
当日、白いシャツを選ぶのに、こんなに悩むなんて思わなかった。
ボタンの間隔、襟の硬さ、袖の長さ。わずかな違いが、彼の視線の止まり方を変える気がした。
ラブホの廊下は静かで、やけに明るかった。
カードキーを受け取る指が冷たい。彼の横顔は少年のままなのに、背の高さだけが大人で、私の心臓の位置を少しずつ押し上げてくる。
ドアが閉まる音が、合図みたいに響いた。
その瞬間、私の中の“守ってあげたい”と“支配してしまいたい”が、同時に立ち上がった。
私は迷わず、彼にキスをした。
届かない高さの首に腕を回し、背伸びのまま、呼吸を奪う。彼の体温が一段上がっていくのがわかる。
制服の似合いそうな彼が、もう二十歳になる。
その事実が、私の中の何かを甘く狂わせた。
【第2部】ボタンを外す指先、視線がほどける瞬間
彼から少し距離を取った時、彼が抱きしめようとする気配がした。
私は軽く手で制して、ゆっくりとシャツのボタンに指をかけた。
一つ、また一つ。
ボタンが外れるたび、空気が薄くなる。
彼の視線が、布の隙間に吸い寄せられていくのが、痛いほどわかった。言葉を使わなくても、気配だけで人はこんなに裸になれる。
「……こんなの、初めて見た」
彼は呆れたみたいに、でも嬉しそうに息を漏らした。
その声の揺れが、私の背中を熱くした。
そして、彼は意外なことを言った。
「……もう一回、ボタン、止めて」
お願いの形をしているのに、どこか命令の匂いがあった。
私は彼が何を望んでいるのか、わかってしまった。
だから、わざと丁寧に、ゆっくりと戻した。ボタンを閉める動作が、逆に彼の想像を煽っていくのを感じながら。
最後の一つを止めた瞬間、彼の手が重なった。
布越しに確かめるように、ためらいのない指先。
白いシャツは“隠す”はずなのに、彼の熱をいちばん鋭く伝えてしまう。
「……由子さん」
呼ばれた名前が、ただの音じゃなくなる。
壁際に追い込まれる感覚。腕を上げさせられ、逃げ道を失うと、私は自分の息の乱れだけが頼りになった。
「や、だめ……」
そう言っても、声が弱い。拒む形をしているのに、心は別の拍子を刻んでしまう。
彼は笑うように言った。
「こういうの、好きなんでしょ?」
その言葉が、私の中の何かをほどいた。
主導権を渡すつもりで来たはずなのに、いつの間にか、私の方が“受け止めたい”側に立っていた。
スカートがわずかに乱れ、黒のレースが見えた瞬間、彼の呼吸が止まった。
「……やばい」
その一言が、私の背骨を甘く震わせた。
私は“見られている”ことで、思った以上に揺れていた。
春のせいにしてしまいたいくらい、身体が正直だった。
【第3部】ドアの前で始まった夜、声の行き先
彼は、言葉よりも早く動いた。
私は驚いたはずなのに、驚きの奥で、期待が膨らむのを止められなかった。
密室の入口、ドアの前。
ベッドに向かう前に、世界が先にほどけていく。
そこにあるのは、乱暴さではなく、若さのまっすぐさだった。躊躇を持たない強さ。私を“年上”として扱うのではなく、ただ一人の女として捉えてくる強さ。
「……っ」
声が、喉の奥でほどけてしまう。
何かが始まってしまった、という実感が、身体より先に心を熱くした。
逃げようとする反射と、受け止めたい本能が、同じ場所でぶつかる。
私は壁に指先をつけて、崩れないように踏ん張った。
それでも、彼の熱は容赦なく追いついてくる。
「だめ……」
そう言うたびに、彼は私の名前を呼ぶ。
その呼び方が、少しずつ変わっていく。甘く、低く、切実に。
彼の二十歳は、祝われるためのものじゃない。
自分の欲望に、初めて責任を持つための二十歳だ。
そんなふうに思ってしまって、私は余計に逃げられなくなった。
ドアの前で始まった夜は、ドアの前で一度、終わった。
息が戻らないまま、私は彼の肩に額を寄せた。
衣装は乱れて、シャツのボタンは意味を失って、タイトスカートのきちんとした線だけが、私の中に残った“理性”みたいに見えた。
「……ね、由子さん」
彼の声はまだ熱い。
私は、少しだけ笑ってしまった。
大人のふりをしてここに来たのに、いちばん揺さぶられているのは私の方だったから。
まとめ:春のせいにしても、たぶん私はまた選ぶ
あの日のことを文字にしているだけで、身体が思い出してしまう。
自分の中の“まだ”と“もう”が、同じ場所で擦れ合って、熱になる。
私は、彼の誕生日を口実にして、彼の望みを叶えた。
でも本当は、私の方が――
年上の余裕なんて簡単に剥がされて、視線と呼吸だけで崩される自分を確かめたかったのかもしれない。
春は、人を言い訳上手にする。
「季節のせい」と言ってしまえば、欲望は少しだけ無罪になるから。
だけど、たぶん違う。
春だから、じゃない。
彼の二十歳の目が、あまりに真っ直ぐで、私の中の奥の奥まで見つけてしまったからだ。
書き終えた今も、まだ少しだけ、熱が残っている。
次に同じ扉の前に立ったとき、私はきっとまた――
白いシャツのボタンを、ゆっくり外すだろう。




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