リビングの壁掛け時計が、午後三時を指したとき――私は、静かな孤独の中にいた。
夫は6月の初旬から、海外赴任でしばらく戻らない。
息子は大学の夏休みを利用して沖縄の離島でアルバイト中。
ふたりとも、私の生活の中からぽっかりと抜け落ちて、
この家に残されたのは、私ひとりと、誰も通らない廊下の影と、午後の静けさだけだった。
エアコンの効いた部屋に、麦茶を入れたグラスの氷がカランと鳴る。
ふと見やった窓の外では、蝉が激しく鳴いていた。
何気なく脚を組み替えたとき、Tシャツの裾からのぞいた素肌に、自分の指先が触れた。
まるで他人の身体に触れるような感触だった。
もう“女”としての私は、終わったのだろうか――
そんな思いが、心の奥で何度も反響していた。
鏡に映る私は47歳。
身長は155センチと小柄ながら、水泳とエアロビを続けているせいか、お腹はまだ凹んでいる。
Eカップの胸はさすがに若いころほどの張りはないが、夫には「そんなことよりお前は健康だ」と言われるだけ。
最後に抱かれたのが、いつだったか思い出せないほど前だった。
だからなのだろう。
私は、チャイムが鳴った瞬間に、鼓動が跳ね上がったのを自覚したのだった。
「こんにちは、ユウタの友達の剛志です。突然すみません」
ドアの向こうに立っていたのは、息子の中学からの友人、剛志くんだった。
「ユウタが使ってる本、借りてこいって頼まれて……」
東大に進学したと聞いていた。
制服姿の少年だった面影は薄れ、少し焼けた肌に涼しげな眼差しをまとった“男”がそこに立っていた。
「わざわざありがとう。暑かったでしょ。どうぞ、入って」
「すみません、じゃあ少しだけ……」
私の声に従って玄関を上がった彼の背中が、以前よりずっと頼もしく見えた。
後ろ姿を見送るとき、なぜか喉が乾いた。
ユウタの部屋に案内し、私は冷蔵庫から麦茶を取り出した。
コップに氷を入れながら、胸の内に微かにざわつくものがあった。
(どうして今、こんなに緊張してるの……?)
ただの来客、ただの息子の友人――
それだけのはずなのに。
「この本、たぶんこれです。ありがとうございます」
本を抱えてリビングに戻ってきた剛志くんに、私は麦茶を手渡した。
「ユウタ、沖縄って言ってたけど、楽しくやってるのかしらね」
「LINEはたまに来てますよ。水着の子たちが可愛いって、はしゃいでます」
彼の口元がふっと緩む。その笑みがあまりにも自然で、私は視線を逸らした。
「……ちょっと、休んでいかない? 暑かったでしょ」
思わず、言葉が口をついて出た。
その瞬間、ソファに腰掛けた彼と、私の間に満ちていた空気が、ゆっくりと変わった。
「じゃあ……お言葉に甘えて、少しだけ」
剛志くんは麦茶を一口飲んで、静かにソファに腰を下ろした。
私は彼の隣に腰掛ける。肘掛けを挟んでひとつ分、だけ距離を取って。
蝉の声とエアコンの音が、私たちの沈黙を埋めていた。
「こうして見ると、ユウタくんももう大人よね。あっという間に大学生なんて……」
私がぽつりと言うと、剛志くんがちらりとこちらを見た。
「でも……お母さんは、全然変わってないです」
その言葉が、胸の奥にストンと落ちた。
褒め言葉として、彼がそれを言ったのかはわからない。
けれど私は、その一言で――ずっと張り詰めていた何かが、ふっとほどけてしまった気がした。
「変わってるわよ。鏡を見れば……年齢って残酷ね」
「僕には……いまのほうがずっと綺麗に見えます」
それが――境目だったのかもしれない。
私の中で何かが静かに、でも確かに動き出したのがわかった。
次に彼が私に触れたのは、ほんの偶然を装った指先だった。
ソファの肘掛けに置いた私の手に、彼の手の甲がふわりと重なる。
私の心拍が、はっきりと耳に響いた。
指を離そうとした。けれど……その指がわずかに追いかけてきて、私の薬指をそっと包んだ。
「手、冷たいですね」
その言葉に、私は声が出せなかった。
触れ合っている部分から、まるで熱が移ってくるような錯覚。
若さの熱。純粋な体温。
そして――私が長いあいだ忘れていた、求められるということの実感。
「……こんなこと、いけないわよ」
ようやく絞り出した言葉は、あまりにも弱々しかった。
「本当に嫌なら、言ってください。でも……」
剛志くんの視線が、まっすぐに私を射抜く。
「触れたいって思ったんです。最初にあなたを見たときから」
それからの記憶は、静かな波のようだった。
ゆっくり、じわじわと押し寄せてきて、気づいたときには、もう全身が濡れていた。
唇が触れ合うとき、私の中で理性が最後の抵抗を試みた。
でも、彼の舌が私の下唇をくすぐりながら侵入してきた瞬間――
そのすべては快楽という波にのまれていった。
舌先が触れ合い、吐息が混じる。
ソファの上で私は背もたれに沈み込み、剛志くんの身体に包み込まれていた。
Tシャツの上から胸を撫でる指先が、どこか不器用で、でも熱を帯びていた。
布越しに感じるその圧と体温に、私の呼吸は細く浅くなっていく。
「……ねぇ、本当に……ここで……」
「やめたほうがいいですか?」
そう囁きながらも、彼の指は私の下腹部へと滑り降りていた。
私は、何も言えなかった。
剛志くんに導かれて寝室へと入ったとき、私は思った。
夫と共に何年も眠ったこのベッドで、
今からまったく別の“記憶”が刻まれていくのだと。
彼が脱いだTシャツの下にある身体は、思った以上にしなやかで、若さに満ちていた。
そして――私の目がその中心にたどり着いたとき。
息を飲んだ。
そこにあったものは、もはや“若さ”などという曖昧な言葉では収まらない存在だった。
長く、太く、重そうに垂れていた彼のそれが、目の前でぴくりと跳ねたとき、
私は本能的に悟った。
――この男に、私は壊される。
私の脚の間に彼が腰を下ろしたとき、
汗ばんだ太ももに触れる彼の肌の熱さに、全身がびくりと震えた。
「力、抜いてください。焦らないから」
剛志くんの声は、驚くほど静かだった。
けれどその静けさの奥に、溢れそうな欲望が揺れているのを、私は肌で感じていた。
彼の指が、私の奥に触れる。
秘めた部分に塗られた潤いを確かめるように、そっと撫で、少しずつ深くなっていく。
「……ん……あっ……」
触れられるたびに、息がこぼれた。
言葉にはならない、けれど確かに甘い声が、喉の奥から洩れてしまう。
指が抜けたと思った瞬間、
彼の熱が、先端を私の入り口にあてがってきた。
「入れるよ……ゆっくり」
私は、ただ頷いた。
目を閉じ、膝を持ち上げて、彼を迎え入れる。
――その瞬間だった。
「……あっ……! 待って……すご……っ」
思わず声が洩れた。
圧倒的な存在感。
侵入してくるものが、想像をはるかに超えていた。
先端だけで、もう限界に近かった。
けれど彼は焦らなかった。
深く息を吐きながら、少しずつ、少しずつ、私の中に入り込んでくる。
肉が押し広げられていく。
身体の奥、今まで誰にも踏み込まれたことのない場所に、
ぐいと存在を刻まれていく感覚。
「奥……届いちゃう……っ」
私の声が、細く震えた。
「ごめん……でも、まだ全部じゃないんだ」
そう言われて、私は目を開けた。
彼の額に滲む汗、肩に浮かぶ血管、
そしてまだ半分も埋まっていない、私の中にある“それ”を見て、
恐怖と興奮とがないまぜになった。
「……じゃあ、壊して……全部……欲しいの」
自分が、そんな言葉を口にしたことに驚きながらも、
私は両脚を彼の腰に絡ませた。
その瞬間――
「んんあぁっ……!」
一気に、深奥まで貫かれた。
骨盤に打ち当たるほど深く。
子宮の奥を、ぐいと持ち上げられるような感覚に、
背筋がのけぞり、シーツを掴む指先に力がこもる。
「すごい……お母さん……キツい……」
彼が、荒い息で囁いた。
その言葉に、羞恥と快感とが混ざり合い、私は自分の中で何かが壊れる音を聞いた。
動きは、最初こそ緩やかだった。
だが、彼がひとたびリズムを掴むと、
その腰は容赦なく、私の奥深くを打ち据えてくる。
「んっ、んっ、んぁっ……! あぁ……もう……っ」
打ちつけられるたびに、全身が震える。
胸が揺れ、ベッドが軋み、声が漏れるのを抑えきれない。
「気持ちいい? ちゃんと、届いてる?」
「届いてる……全部……突かれて……っ、奥、ダメ……っ、でも……止めないで……!」
私の声はすでに、他人のもののようだった。
自分が何を言っているかすら、わからなかった。
彼の手が私の脚を持ち上げて、もっと奥まで貫けるように体勢を変えてくる。
そして――その深さが、私の中の“限界”をあっさりと超えてきた。
「くるっ、あっ、やっ、イっ……イく、イっちゃ……!」
目の前が白くなる。
頭の奥で、火花が散ったような閃光が走った。
身体がびくんびくんと跳ねて、彼にしがみついたまま、私は果てた。
その絶頂は、静かではなかった。
波のように、何度も何度も押し寄せる。
引いたと思った波が、また強く返してくる。
「すごい……締まりが……!」
剛志くんの腰の動きが激しさを増し、
そのたびに私の中は、まるで彼の熱でかき回されているようだった。
彼が最初に達したとき、私はまだ絶頂の余韻にいた。
熱く、たっぷりと注がれていく感触に、
身体の奥まで満たされていく幸福感と、
その“重さ”が確かに私の中で脈打っていることに、身震いすら覚えた。
けれど――彼はまだ終わらなかった。
「……もう一度、抱きたい」
そう言って、彼はすぐにまた硬さを取り戻していた。
「……どうして……そんなに……っ」
「お母さんが、あまりにも綺麗で、まだ足りないんです」
その瞳に見つめられた私は、
もう抗う理由を、ひとつも持っていなかった。
「……ねえ、もっと――めちゃくちゃにしてほしいの」
果てたあとの静寂の中で、私はそう呟いていた。
自分でも信じられない言葉だった。
でも、その瞬間の私は、快楽という名の深淵に溺れたまま、戻る術を知らなかった。
剛志くんは私の言葉に一瞬だけ目を見開き、
それから低く、喉の奥で笑った。
「……いいんですね?」
私は無言で頷いた。
それは首を縦に振っただけのことなのに、まるで身体ごと、彼に差し出すような重みを持っていた。
彼にうつ伏せにされ、背中を撫でられる。
肩甲骨をなぞる指先が、ゆっくりと私の腰骨へと滑り落ちていく。
「きれいだな……この背中」
そう言いながら、彼は私の腰を抱え、脚を軽く開かせる。
ベッドに突っ伏したままの体勢。
この姿勢のまま彼を迎えるのは、初めてだった。
「……恥ずかしい……」
「見せて。全部……感じてる顔も、声も、ぜんぶ」
彼の熱が、再び私の中に押し寄せてきた。
横からの挿入とは違い、背後からの侵入はより深く、角度も鋭かった。
入った瞬間――思わず、声が漏れた。
「んっ、あっ……そんな、奥……っ!」
彼の両手が、私の腰をしっかりと掴んで引き寄せる。
そして腰を、勢いよく、何度も何度も、私の身体へと打ちつけてくる。
太ももに食い込むほどの勢いで。
「お尻、叩かれてる……っ」
ぴしん――と音がして、次の瞬間には、肌がじんと熱を持った。
驚きと、そしてなぜかそこに湧きあがる快感に、私は背筋を反らせる。
「すごい……締まり方……お母さん、イキやすい体なんですね……」
「違っ、そんなの……あなたが……」
言葉にならない。
奥を突かれるたびに、視界が白く霞んでいく。
そして――彼の動きが止まった。
何が起きたのかわからず振り返ろうとしたとき、
彼が私を仰向けに引き返し、膝を抱えるようにして脚を持ち上げる。
「顔が見たかったんです」
その瞬間、彼の熱がまた私の中に――。
この体位では、奥まで届く感覚がまったく違っていた。
脚を持ち上げられたまま、自分の秘部が剥き出しになっていること、
その奥深くに、彼の全てが挿し込まれていること。
羞恥と快感の入り混じった衝撃に、私は爪を立てた。
「……イきたい……お願い、イかせて……!」
「もうすぐ……中に出すから、全部、飲んでください」
その言葉が、喉奥に甘い電流のように響いた。
目の奥がぼんやりとして、意識が遠のく。
そして――彼が抜いた瞬間、
私の唇のすぐそばに、それは立っていた。
熱を帯びて、脈打ち、震えていた。
「……欲しい?」
私は、頷くしかなかった。
そして――口に含んだ。
大きすぎるそれは唇を割り、喉を圧迫しながら滑り込んできた。
彼が私の頭を両手で押さえ、腰を打ちつける。
「ごめん……もう出る……!」
その言葉と同時に、
口の奥で、そして舌の上で――熱が迸った。
濃く、熱く、跳ねるように。
喉の奥でその重みを感じ、私はむせながらも呑み込もうとした。
けれど――すべてを呑みきることができず、
その一部が私の唇から零れ、顎を伝い、喉元にまで垂れていった。
「……っく、あぁ……熱い……」
初めて、顔にかけられた。
その温度と匂いに、私は頭がぼんやりとして、
なぜか涙がにじんでいた。
「ごめんなさい……なんで泣いてるんだろう、私……」
「綺麗すぎて……やばい……」
彼のその声が、どこか遠くに聞こえた。
再び、私の両膝を抱え、
彼は私の中に、また挿れてきた。
まるで――永遠に終わらない物語のように。
今度はもっと深く、ゆっくりと。
そして、クリトリスにも絶え間なく刺激が走る角度で――。
私は自分の中の何かが壊れていくのを、
確かに感じながらも、止められなかった。
目が覚めたのは、夜中だった。
ベッドには私一人。
でも、枕には彼の匂いが残っていた。
肌に残る体液の匂いと、
粘膜がまだ熱を持っている感覚に、
再び、私はゆっくりと指を這わせていた。
そしてスマホに、彼からのメッセージが届いていた。
「明日も……逢いたいです」
この体験談で興奮したら必見!!
夫と息子と3人暮らしをしている結衣。ある日、夫が長期出張で家をあける事に…息子に新しくできた友達になつかれるのだが母の愛に飢える息子の友人に愛情を越えた欲望を結衣に…その彼と関係を持ってしまうのであった



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