私は決して来てはならないところに来ていた。
2ヶ月前、銭湯で自販機の下に小銭を落としたふりをして、番台の親父に四つん這いになって股間を晒したのだ。
しかも、その番台の親父に、「一緒に探して欲しい」とお願いして、自分の真後ろで、アソコに息もかかるような至近距離で、3分間以上も股間を晒し続けていた。
その後、その時の興奮を思い返して何度も自慰に耽っていた。
しかし1ヶ月も過ぎるとその興奮も冷め、更なる刺激が欲しいと願いようになっていた。
別の銭湯で同じことをするのも十分な刺激になるはずなのに、あえて同じ場所で同じことをすることによって、更なる興奮を得たいと願っていた。
(覚えているだろうか?もし覚えていたら・・・)
そう思いながら銭湯の暖簾をくぐった。
番台で入浴料を払ったその時、「お金、出てきましたよ」と、番台の親父はニコニコしながらそう言って私に100円を手渡した。
(・・・覚えていた!)
私はあの時の露出行為が脳裏に蘇ると同時に、自分が異常者として見られているであろうという思いが溢れ、自然と赤面し恥ずかしさが込み上げてきた。
裸を見られる恥ずかしさとは別の種類の、人格そのものを疑われたような恥ずかしさだ。
(・・・消えてしまいたい)
そう思いながらも、予定通り番台から最も近いロッカーの前に立った。
番台の親父を見ると、やはりこちらを凝視していた。
視線が合ったというのにその視線を外そうとせず、相変わらずニコニコとしている。
愛想が良いといえばそうとも取れるし、私が見て欲しいと願っているのを見透かしているようにも取れる。
私も親父に愛想笑いをしておいて、着ているものを脱いでいった。
時々親父を視線の端で捉えると、ずっと私を見つめているようだ。
やはり露出好きだと思われているのだろうか?
恥ずかしさが徐々に増幅され、今やこめかみ辺りが動悸でズキズキする。
すべてを脱ぎ去り、丸裸の状態になってから、持参の風呂道具を点検した。
少しでも長い時間、全裸を晒したいからだ。
しかしそんな思いとは別に、恥ずかしくて今すぐにでも逃げ出したい思いにも駆られていた。
もう目まで潤んで、股間から漏らしそうな感覚が発せられていた。
私は全裸のまま風呂場横のトイレに入っていった。
(恥ずかしい・・・恥ずかしすぎる)
でも、そう思えば思うほど興奮してしまう。
全裸で排尿するなどという状況が更に脳を痺れさせる。
排尿して水滴を拭う時に、なるべく刺激しないように気をつけていたのだが、やはり感じてしまった。
今は我慢しなければならない。
そう思いながらも私の内に秘めた花びらは充血して開花し、陰核も膨らんでしまっている。
胸の先は尖りきって、空気の揺らぎも感知してしまう程だ。
自慰行為に走りたい気持ちをぐっと我慢して潤んだ目を拭き、思い切って外へ出た。
番台の親父は私を見ていた。
私というよりも、その顔と胸と股間に忙しく視線を動かしていた。
私は元の場所に戻ってロッカーのカギを掛けたのだが、風呂道具を持った拍子に思いがけずカギを落としてしまった。
もし番台に背を向けて膝を曲げずに拾ったら、興奮しきったラビアを晒してしまうだろう。
絶対にそんなことをしてはいけない。
そんな理性とは裏腹に、やや足を開いて内股になり、ゆっくりとカギを拾った。
股間の肉花がよく見えるように。
当然、番台の親父は凝視しているだろう。
そういう状況を作っておきながらも私の手は震えて、拾ったカギをまたしても落としてしまった。
泣きそうになりながら、また同じ体勢でカギを拾おうとして、あまりの恥ずかしさについしゃがんでしまった。
しゃがむと更にアソコが開いてしまう。
トロリとした感触を内股に感じた。
もうダメだ。
こんな恥ずかしいところを見られてしまっている。
ほんのわずかではあったとしても、異常者ではないという可能性が消えて、変態としか見られなくなったはずだ。
私は立ち上がれなかった。
肩で息をしながら床に手を付いた。
番台の親父はその一部始終を見ていた。
興奮で硬くなった乳首、発情して膨らんだラビア。
そして滴る愛液・・・。
露出狂に間違いない。
親父が番台から下りて私に近づいた。
「大丈夫ですか?あちらで少し横になった方がいい」
親父は私の正面に回り込んで、胸と股間を交互に見ながら両手を取って立ち上がらせ、湯冷まし用のソファーの前にある小さなテーブルに腰掛けさせ、私を仰向けに寝かせた。
そのテーブルは小さすぎて、私の頭と背中を乗せることはできたが、足は床にだらりと投げ出したままだ。
足の付根部分で体を折れ曲げる形になるため、自然と股間と突き出した体勢になる。
私はそうとわかっていながら両手を額に乗せ、濡れた内股と股間を晒していた。
親父は横のソファーを私の足元に引き寄せ、視線ができるだけ低くなるように浅く腰掛けて秘所を凝視し続けた。
私は薄めを開けてその様子を見ながら、心が満たされていくような感覚に浸っていた。
親父に十分視姦させて露出欲を満たすと、私は親父にお礼を言って立ち上がり、風呂へ入っていった。
湯船の中で、思いがけない露出ができたことに私は満足していた。
しかし、本来の計画はまだ終わっていない。
あの時とまったく同じように、自販機の前で小銭を落として、全裸で四つん這いになるのだ。
そして番台の親父を呼び、息もかかるような至近距離でアソコを晒す。
今日は愛液を垂らしてしまうかもしれない。
でもそれを見られたい。
もう理性が吹き飛び、どうにもならなくなっていた。
湯船から上がって脱衣所へ戻り、親父に体の正面を向けてバスタオルで水気を拭いた。
たっぷりと視姦させることで、自分の気持ちを高ぶらせていった。
親父はすでに私が露出狂だと確信している。
見せたくて見せているのだ。
楽しまない訳にはいかない。
体を拭き終わった私は財布を持って自販機に歩み寄った。
コイン投入口に小銭を入れるふりをして小銭を落とし、行方を追おうともせずにしゃがみ込んで床に膝を付いた。
番台は真後ろにある。
親父は何が起きるか気づいているだろう。
私はちらりと番台に目をやって微笑み、手を床に付いて頭を自販機の隙間に近づけていった。
膝の間を広げて、背中を大きく反らせた。
自販機の下を覗き込んでいる風をして、1分間程その状態で股間を突き出したまま親父の視線を楽しんだ。
股間はそのままに頭だけを上げて振り返ると、頼みもしないのに親父は番台から下りてきた。
そして私の真後ろに座り込んで顔を私の股間に近づけ、まさに食い入るように凝視してきた。
私はその様子を確認すると顔を正面に向け、肩が床に付くほど上体を低くして、思い切り背中を反らせた。
もう頭の中は痺れてしまっている。
愛液が滴り落ちるのを感じ取った瞬間、私は声を発することなく絶頂を迎えた。
そのまま2分間ぐらいその体勢で余韻に浸り、十分な満足感を味わって、フラフラしながら着替えて銭湯を後にした。
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