水泳選手の飛び込み台ポーズと同じです。
ずり落ちたパンツのせいで、私はお尻の割れ目を晒してしまっています。
隠れ場をなくしたお尻の穴が、まる見えになっているはずです。
自分の股の間から、背後のカーテンに目をやります。
隙間を遮るように立っているチノパンが見えました。
(ああ、やっぱりいる。)
お尻の割れ目が左右に全開です。
(ああん、見られてる。)
(ああ、見て、ああん見てぇ。)
隠したいのを耐えながら、床に置いたジーンズをゆっくりたたみます。
立ったままの前屈姿勢です。
お尻の下半分はパンツで隠してあります。
でも、お尻の穴までは、否応もなくまる見えです。
(いやぁん、恥ずかしい。)
肛門がいやというほど剥き出しになってしまっているのが自分でわかりま
す。
彼との距離はほとんどないと言っていいでしょう。
(あああ。だめぇ。)
ネル君は見ているはずです。
私がどれほど恥ずかしさを耐えているかも知らずに。
・・・あっという間に10秒ぐらい経ってしまいました。
もう終わらせなければ、不自然になってきます。
50〜60cm後ろにいる男の子に見られている・・・
そのことを強烈に意識します。
(はあん、ああん。)
脇に置いてあったバッグを引き寄せます。
右手でバッグの中を探りながら、お尻を後ろに突き出しました。
同時に左手をお尻に伸ばします。
『さっきからここにパンツのゴムが当たっていてかゆかった』というような
感じで、『ずいっ』とパンツを下にずらしました。
まさに『まる出し』のお尻を、ネル君に突きつけます。
「がりがり・・・」
左手で大胆にお尻を掻いてみせました。
指先でお尻のお肉を引っ張るように広げながら・・・
こんな大胆なことをしている自分に興奮がとまりません。
(見て、見て。)
彼には私の秘部のすべてが見えたことでしょう。
恥ずかしすぎる恥ずかしさが、快感でした。
(ああ・・・)
でも、もう時間を稼げません。
前かがみだった上半身を元に戻して、両手でパンツを引っ張りあげました。
興奮も冷めやらぬまま、もともとの自分のジーンズを履きます。
『音』として聞こえたわけでもないのに、ネル君が私のカーテンの前から離
れていくのがはっきり気配でわかりました。
身なりを整えているうちに、
「シャッ、シャーッ」
隣の個室のカーテンが開く音がしました。
「お待たせ」
「●●●・・・、●●・・」
ふたりの声が聞こえます。
すぐに遠ざかっていきました。
・・・何事もなかったかのように。
私は、まだ余韻でいっぱいでした。
個室から出て、横の返却カゴ(?)に試着したジーンズを戻します。
目で、探していました。
あの男の子の姿を・・・
います。
赤いネルシャツです。
レジブースに近い、棚のあたりからこっちを見ています。
パーカーを見ているらしき女の子といっしょです。
ネル君だけが、試着室から出てきた私のことを見ています。
どきどきしました。
緊張で息苦しくなります。
取り乱すわけにはいきません。
最後まで、何も気づいていないふりを演じるしかありません。
出口に向ってゆっくり歩きます。
彼との距離が近づきます。
(そんなに見ないで)
思わず叫びたくなるぐらいに、私の顔を見つめています。
恥ずかしくてたまりません。
頭の中で、さっきの自分の姿がフラッシュバックしてきます。
たった今、あの子にお尻の穴を見られてしまったのです。
彼の脳裏には、私の肛門の形や色が焼き付いているかもしれません。
(恥ずかしい。)
『汚いもの見せやがって』と思われてたらどうしよう・・・
『けつの穴なんか見せて、恥ずかしくねーのかよ』と蔑まれているかもしれ
ません。
本当はけっこう委縮しながらも、平然とした表情をつくったまま、ネル君の
前を通り過ぎました。
通り過ぎた背後から、彼の冷やかしが聞こえてくるような気がします。
心の中で、この『ドジな女』を笑っているかもしれません。
それとも、最後に私の『露わになったあそこ』まで目にしたことで、少しは
興奮してくれたでしょうか。
(それで帳消しだよね。)
店を出て、駅に向かって歩きながら自分の心を静めました。
(PS)
他の人たちの投稿のように過激な内容じゃなくてごめんなさい。
刺激的な内容を期待なさる方には物足りないもしれないですよね。
でも、私は自身の体験をありのままにしか書く気はないですし、想像で話を
つくりだすつもりもないので・・・。
現実はかなり難しいものです。
特に、あらかじめの計算なく『行き当たりばったり』の場合はそうです。
これでも自分では、あの状況で『よくあそこまでできたものだ』と思ってい
るほどです。
数日たった今でも、思いだすとけっこう興奮します。
本文の中にも書きましたし、あらためて自分で書くのもなんですが、客観的
にも『私』って絶対あんなことをするタイプじゃないんです。
もしも私の知り合いがこの投稿を読んで、それが『私』だと聞かされたとし
たら・・・
でも、きっと誰もがそれを『私』のことだとは信じないだろうと思います。
そんな『私』が、男の子に、まる出しにしたお尻を向ける・・・
オナニーするときに、自分でもしょっちゅう頭の中で想像するシーンです。
そして、それを想像ではなく『実際に現実で』体験するときの興奮は並大抵
のものではありません。
だって、まじめでおしとやかな『私』が、よりによって他人に肛門をお披露
目するのですから。
私にとって、見られていちばん恥ずかしいのはお尻の穴です。
『あそこ』ではありません。
でも、最後の最後にはあのネル君に『あそこ』も見せてあげました。
よく見えるように、お尻を掻いて広げながら・・・
私の歪んだ自尊心の表れなのかもしれません。
ああいうときって、その場、その瞬間では、理性が悲鳴をあげて『もう無
理』と崖っぷちの気持ちになるのですが、終わってみると精神的な揺り戻し
がすごいんです。
こうやって、そのときのことを思い出しながら書いているだけでも興奮がよ
みがえってきます。
なんだか、またしたくて気持ちを抑えるのが大変です。
その気持ちを抑えるだけの理性は持ち合わせているつもりですが・・・
(いいお店をみつけちゃった)
という気もしちゃうし・・・
・・・でも我慢します。
あまり調子に乗ると危険ですから。
あとがきまで長くなってすみません。
皆さん風邪など引かずにお元気で。
試着室から隣の試着を待つ大学生に露出して…2

コメント