禁断の契約——人妻OLの支配と服従の境界線

第一章:契約の始まり

夜の都会に瞬くネオンの光が、オフィスの窓に映り込む。

静まり返った空間には、時計の針が時を刻む音と、微かに響く呼吸だけがあった。

桐島葵、35歳。広告代理店の広報部に所属し、社内でも評価の高いキャリアウーマン。だが、その肩書きの裏には、誰にも知られることのない秘密があった。

彼女の前に座る男は、薄く微笑んでいた。

橘壮一郎、45歳。会社の取締役であり、冷徹な判断力と揺るぎない威圧感を持つ男。彼の一言が、会社の流れを決める。

葵にとって、彼は単なる上司ではなく、抗えない存在だった。

「桐島……君は、随分と優秀だな。」

低く響く声が、部屋の空気を支配する。

「ありがとうございます、橘専務。」

葵は微かに唇を噛み締める。

彼の視線が、デスクに置かれた書類から葵へと移る。

「礼はいらない。だが、私が求めているのは、成果だけではない。……わかるな?」

静寂が張り詰める。

葵の指先が、スカートの生地を握り締める。

これは、彼女が選んだ道なのか、それとも逃れられぬ運命なのか——。

第二章:支配の兆し

橘の視線は鋭く、まるで彼女の思考を見透かしているようだった。

「君は私の指示に、どこまで従える?」

この問いかけは、単なる業務命令ではなかった。

葵は言葉を探す。

彼女はこれまで、どんな要求にも完璧に応えてきた。上司としての橘の期待に応えることで、自分の立場を守ってきた。

だが、それはあくまで表向きの話。

本当の意味で、彼に支配されていくのを、彼女自身が恐れていた。

「……橘専務の求めるものが何であれ、それに応えるのが私の役目です。」

彼女の声は静かだったが、その奥には確かな震えがあった。

橘はゆっくりと立ち上がり、葵の肩に手を置く。

「ならば、見せてもらおう。」

彼の指が、彼女の頬を軽くなぞる。

その瞬間、葵の中にある理性の壁が、音を立てて崩れていくのを感じた。

支配されることの恐れと、抗えない欲望。

彼の手が触れるたびに、彼女の心に染み付いたはずの誇りが、ゆっくりと溶けていくようだった。

彼の目の奥には、余裕と確信の色が滲んでいる。

葵はただ、その場に立ち尽くすしかなかった。

第三章:崩れゆく境界

葵は、自分の意思でここにいるのか、それとも彼の掌の上で踊らされているのか——。

それすらも、もはやどうでもよかった。

「桐島……私の言葉に逆らうつもりはないな?」

彼の低く響く声。

葵はそっと瞳を閉じる。

「……いいえ。」

答えた瞬間、彼女の中で何かが完全に切り替わった。

彼女は、もうすべてを委ねていた。

橘の指先が彼女の髪を優しく梳く。

「いい子だ。」

その言葉に、葵の心がざわめく。

彼の声が耳を掠めるたびに、彼女の意識が絡め取られていく。

これは敗北ではない。——支配という名の快楽!

橘の指先がゆっくりと彼女の顎を持ち上げる。

「君の忠誠を、確かめさせてもらう。」

葵は微かに震えながら、彼を見上げた。

「……私は、何を確かめられるのですか?」

橘の瞳がわずかに細まる。「君が、どこまで私に従順でいられるか。いや、どこまで私のものになれるかだ。」

葵は喉を鳴らしながら、言葉を探した。「……私には、もう選択肢はないのですか?」

「最初からなかったのかもしれない。」橘の声は低く、どこか慈しむようでいて、その奥にある冷たさは消えていなかった。「君はすでに、この関係を受け入れているように見える。」

「……受け入れたくなど、なかったはずなのに……!」

葵の声は震えていた。しかし、その震えが何によるものなのか、自分でもわからなかった。

「それは心が決めることではない。」橘の指が彼女の頬を滑り、首筋を辿る。「身体がすでに、答えを出している。」

「……それは……!」

葵は視線を落とした。

五感が、すべて彼の手の中にある。

彼の指が触れるたびに、肌が熱を持ち、彼の低く響く声が耳の奥で絡みつく。

部屋の静寂が、まるで彼の意志そのもののように葵を包み込む。わずかに揺れるカーテンの隙間から漏れる夜の光が、橘の表情をより鋭く際立たせていた。

橘は静かに囁く。「桐島、お前は私の指示に従うことができるか?」

葵は浅く息を吐いた。「……私は、逆らえないのでしょう?」

「違う。お前は、もう選択することを放棄している。」

橘の手が、葵の背をなぞる。その動きに、彼女は言葉を失う。

彼の指の動きが、彼女の肌を敏感にさせる。熱を帯びた掌が背中をゆっくりと滑り、彼女の意識をさらに深く引き込んでいく。

「君は、私にとって特別だ。」

「特別……?」葵は微かに息を呑む。

「そうだ。」橘は笑みを浮かべながら彼女を見つめた。「私は、手に入れたものを簡単に手放すつもりはない。」

彼の言葉は甘い毒のように、葵の中に染み込んでいく。

もう、戻る道はない……!

この瞬間、彼女は彼に支配されることを受け入れてしまった。

橘の息遣いが彼女の耳元を掠めるたび、葵の鼓動が高鳴る。心拍が加速し、橘の気配が彼女の全てを支配する。

彼の手が彼女の肩を滑り、ゆっくりと引き寄せる。

二人の世界が溶け合う。絡み合う視線、交わる吐息。彼の手が導くたびに、葵は新たな自分に生まれ変わるような感覚に包まれる。

境界線が消える瞬間、肌の温度が交わり、心の奥底で封じ込めていた感情が波のように押し寄せた。

橘の吐息が、葵の鼓動とひとつになり、呼吸のリズムさえ同調する。言葉ではない何かが、二人の間に生まれ、夜の闇の中で溶け合っていく。

「桐島……」橘の声は低く、どこまでも冷静だった。「私のものになれ。」

葵は浅く息を吸い込み、彼を見上げる。

「……私は、あなたのものになってしまうのですね……!」

橘は穏やかに微笑みながら、彼女の手を取り、指先を絡めた。

二人の世界は夜の闇に沈み、緩やかな波のように静かに、しかし確実に、一つへと溶け合っていく。

彼の指先が動くたび、葵の心は支配と陶酔の狭間で揺れた。彼の吐息が、彼女の肌を這うたびに、すべての理性が溶けていく。

夜の静寂が、彼らを包み込み、すべての境界線が消えていく。

完全なる支配の中で、葵は新しい自分を受け入れ始めていた。

これは、逃げられない契約……!

彼女の世界は、橘壮一郎の手の中で作り変えられていく。

彼の指先が彼女の肩を滑る。

葵は、何も言わずにその流れを受け入れた。

そして、静寂の中で彼女は気づく。

もう、すべてを捧げるしかなかった……!

それが、彼女が選んだ道なのだから。

この体験談で興奮したら必見!!

 

 

結婚五年目の夫婦。夫・智志は会社でソリの合わない上司にいびられていた。そんな智志を助けたのは他の部署の阿部だった。阿部は智志を自分の部署に引き抜き、智志も阿部に信頼をよせるのだった。智志の家にも阿部を招き食事をする間柄になった。妻・純も阿部を信頼しきっていた。しかし阿部には驚くべき裏の顔が…。

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