治療院に訪れた青年
私は玲奈、41歳。整体師として、一人で治療院を営んでいる。長年、多くの患者の身体に触れてきたが、どこか機械的になりかけていた自分に気づくことがあった。夫とは穏やかだが、心のどこかで満たされない何かを感じる日々。その日々の中で、私は彼と出会った。
ある日、治療院のドアが静かに開いた。
「こんにちは。」
現れたのは、一人の青年だった。大学で陸上短距離を専門にしているという彼は、試合で足を痛め、紹介されて私の治療院を訪れた。
「高杉翔太です。よろしくお願いします。」
そう言いながら彼は深々と頭を下げた。礼儀正しいけれど、どこか無邪気さの残る顔。鍛えられた体躯からは、爆発的なエネルギーが溢れていた。
「こちらこそ、よろしくね。」
ベッドに横たわる彼の脚に手を添えると、熱を持った筋肉が私の指先に伝わってきた。
「結構、張ってるわね。」
「最近、無理しすぎたかもしれません。」
そう言いながらも、彼の視線が私の顔をじっと捉えているのを感じた。
距離が縮まる瞬間
何度か施術を重ねるうちに、翔太との距離が自然と近づいていた。彼はいつも気さくに話し、陸上の話題を熱く語る。私はただ微笑みながら聞いていたが、その情熱がどこか懐かしく、羨ましくも思えた。
「玲奈さん、すごく落ち着くんです。」
彼の声は柔らかく、けれどまっすぐに心の奥へと響いた。その言葉の意味を深く考えないようにしながらも、私の胸の内で何かが静かに波打っていた。
「そう?よかった。」
努めて平静を装いながらも、指先にわずかに力が入る。彼の体温が私の手を通して伝わるたびに、心がざわついた。
ある日、施術の途中で、私はふと顔を上げた。翔太の瞳が、真っ直ぐに私を見つめていた。
「どうしたの?」
問いかける声がわずかに掠れる。彼の目が私を捉えたまま、そっと唇を開いた。
「玲奈さん、すごく綺麗だなって思って…。」
その瞬間、時間が止まるような錯覚を覚えた。患者として接していたはずの彼が、まるでひとりの男として私を見つめている。
心臓の鼓動が、いつもより大きく響く。施術室の空気が、いつの間にかぬるく絡みつくように感じられた。
「…そんなこと、言われたの久しぶりよ。」
微笑みながらそう返したつもりだった。でも、その言葉にはどこかぎこちなさが混じっていた。
翔太の唇がわずかに開き、次の言葉を探しているようだった。
「俺、本当にそう思ってます。」
熱のこもった声が、胸の奥に直接届く。その場を離れなければいけない、けれど、身体が動かなかった。
施術室には、私たちの呼吸だけが静かに満ちていた。
試合と再会
数か月後、彼は順調に回復し、ついに復帰戦を迎えることになった。私はこっそりとスタジアムの観客席に足を運んだ。
スタジアムに響くアナウンス、ざわめく観客。翔太はスタートラインに立ち、集中した表情で前を見つめていた。
「頑張って…。」
静かに心の中で呟く。スタートの合図とともに、彼はまるで風のように走り出した。
ゴールした瞬間、歓声が上がる。彼は拳を握りしめ、何かを噛み締めるようにうつむいた。彼の姿を見ながら、私は静かに微笑んだ。
スマホが震える。翔太からだった。
「今、どこ?」
「スタンドにいるわ。」
「この後、時間ありますか?」
心臓が跳ねる。指が自然と動いた。
「…あるわ。」
月夜の部屋で
ラウンジでしばらく話した後、私は彼に誘われるまま、ホテルの一室に足を踏み入れた。
「治療院は明るすぎて…玲奈さんの本当の表情、ちゃんと見たことがなかった。」
私はそっとスマホを取り出し、画面を彼に向けた。
「…私も、あなたの本当の表情を知りたかった。」
そこには、試合中の彼の姿が映っていた。スタートラインに立つ鋭い眼差し、ゴールの瞬間の高揚。私は無意識のうちに、彼の姿を撮っていたのだった。
翔太は驚いたように画面を見つめ、そしてふっと微笑んだ。
「玲奈さん、俺のこと、ずっと見てくれてたんですね。」
彼の指がそっと私の手に触れる。ゆっくりと視線が交わり、次の瞬間、彼が顔を近づけた。
心臓が跳ねる。唇が、そっと触れる。
彼の唇は驚くほど優しく、けれど確かな熱を持っていた。私は思わず目を閉じ、彼の温もりを静かに受け入れた。
「玲奈さん…。」
囁くような声が、私の肌に落ちる。翔太の手がそっと私の頬に触れ、指先が私の輪郭をなぞる。
波の音だけが、静かに部屋を満たしていた。
彼の唇がゆっくりと離れた瞬間、私は目を開けた。翔太の視線は私をじっと捉え、そこにあるのは迷いのない情熱だった。
「玲奈さんのすべてを感じたい…。」
その囁きに、胸の奥が震える。翔太の指がそっと私の肩に触れ、ゆっくりと滑るように布をたぐり寄せた。
空気が肌を撫でるたびに、私の中で抑え込んでいた感情が静かに解けていく。
私は翔太を見つめながら、自らの手でそっとボタンを外した。布がするりと肩から落ち、月明かりの下で私の輪郭を淡く浮かび上がらせる。
翔太は息を詰め、私を目に焼き付けるように見つめていた。彼の手がそっと腰に回り、まるで導くように私を引き寄せる。
「綺麗です…。」
その言葉に、私は微かに微笑んだ。
私は静かに彼を押し戻し、ゆっくりと彼の上に身を預けた。翔太の呼吸が揺らぎ、私たちの体温がひとつに溶け合う。
「玲奈さん…。」
彼の腕が私の背をそっと包み込み、私の肌の温もりを確かめるように触れる。その指先が慎重で、けれど情熱を秘めていた。
「あなたに抱かれていると…心まで解けていきそう…。」
私の言葉に、彼の腕の力がわずかに強まる。私は静かに息を整え、彼の視線を受け止める。
波の音が、まるで私たちの心拍に合わせるように響いている。部屋の空気はゆっくりと熱を帯び、二人の間に流れる時間が、やわらかく、けれど確実に深まっていった。
翔太の瞳が私を映し、まるで何かを確かめるようにゆっくりとまばたきをする。その瞬間、私は彼に身を委ねることを決めた。
「今夜だけは…すべてを忘れさせて。」
私の言葉に、彼の手がそっと私の髪を撫でる。指先が髪をすくい、頬を包み込むと、翔太の熱が私の奥まで届くようだった。
「玲奈さん…ずっとこうしたかった。」
彼の囁きが、まるで誓いのように耳元に降りる。その熱が、心の奥の隙間を満たしていくように感じた。
私はそっと身を起こし、彼の胸元に指を這わせる。月明かりに照らされた翔太の身体は、鍛え抜かれた美しさを持ち、静かに鼓動を刻んでいた。
「こんなにも…あなたを感じるなんて。」
私の言葉に、翔太がゆっくりと微笑んだ。
「玲奈さんのすべてが、愛おしいです。」
私は彼を見つめながら、ゆっくりと身を預けた。彼の腕が私を受け止め、私たちはゆっくりと動き出す。
静寂の中で、私たちは互いの熱を確かめるように、波のリズムとともに揺れた。呼吸が絡み合い、鼓動が響く。まるで夜の海に浮かぶ小舟のように、私たちはただその流れに身を委ねていた。
「翔太…あなたを感じる…。」
私の囁きに、彼はそっと微笑み、より深く私を抱きしめた。波の音が、私たちの静かな高まりを包み込むように響いていた。
やがて、私たちの身体が一つの熱を求めるように震え、時間の流れが止まったかのような瞬間が訪れる。月明かりが二人を照らし、夜の海が静かにその余韻を見守っていた。
私たちは静かに互いを抱きしめ、今までにないほど満ち足りた気持ちで、波の音に身を委ねた。
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