この4月、私は大学生で遠く下宿している息子に、
車を買い替えたい相談をしました。
息子は
「自分の親友が、大手ディーラーに勤めているので、そいつから買ってやって欲しい」
と頼まれました。
そのディーラーに行くと事前に連絡してあったのでしょう、
親友の雄介君を介して、
車を乗り換えることにしました。
試乗も彼が隣に座ってくれ、
なんだか教官みたいな雰囲気でした。
それからも、何度も
「車の具合はいかがですか」
と連絡をもらったりしていました。
何度か自宅にまで来てくれ、
息子との今まで付き合いのことや、
息子の知らない面を教えてくれたりしました。
なんだか彼がとっても大人で、青年に見えて、
頼もしく、信頼し、いつしか
すっかり溶け合う様な雰囲気になっていたのです。
私は、ある開業医のもとで看護婦をしているのですが、離婚して2年。
息子の大学進学とともに、一人の女に戻っていました。
友人には男性を紹介されることもありましたが、踏み切れませんでした。
友人の中には、若い男の子とお付き合いしている友人もいました。
少し羨ましいと思いましたが、仕事に没頭していたのでしょうか。
自分で言うのも変ですが、私のチャームポイントは、
右の頬にだけ出来るエクボ。
「あなたなら、素顔でも街の中を歩けるわよ」って、
友人からも言われたりします。
でも・・・。
ある日、帰ってくると、封書が届いていました。
私の好きな絵画の展覧会の広告でした。
手紙が添えてあり、「休みに一緒に行きませんか?」
と書いてありました。
彼の携帯番号は知っていたので、後日、彼に連絡していました。
梅雨が始まったその日、私は出掛け、彼の車に乗り込み、
少し遠いドライブをして、美術館に行きました。
充分に満足できる時間を過ごし、
外に出ると、激しい雨が降っていました。
車は離れた駐車場。
私には、日傘だけ。
彼が雨の中、車を取って来るって言ったのですが、
私は日傘を広げ、彼と相合傘で車まで戻りました。
ビショビショになり、車の後部座席に入りました。
必死にハンカチで彼の髪を拭いてあげました。
彼もハンドタオルで、
ブラウスの上から私の肩や背中を拭いてくれました。
薄いピンクのブラがブラウスに張り付いていました。
いきなり、大きな雷・・・。
私は彼に寄り添い、「キャー」と声を上げてしまいました。
彼は優しく濡れた私を抱きしめてくれました。
しばらくじっとしていると、また雷。
「いい香りがします」と彼。
私は、少し赤面していました。
今後どうしたらいいか考えました。
とりあえず、・・・ホテル・・・。
彼の車が雨の中、ゲートをくぐりました。
私が先にシャワーを浴びて、バスタオルで戻ると、彼がシャワーへ。
私は肌寒さも覚え、お布団の中に入り、
心地いい気分の中、眠ってしまいました。
まさかの為に、一応・・・パンティだけは履いていました。
私が目を覚ますと、彼はソファでくつろいでいました。
「帰りましょうか・・・」と彼。
え?
・・・何とか服も少し乾いた様だし・・・。
その日は、そのまま帰りました。
なんだか、不思議な体験でした。
送ってもらって別れ際、
「気持ちよさそうに眠っていたから、何も出来ませんでした」と彼。
え?
その後、私から、お礼にと、夕食を誘いました。
彼と素敵なホテルの最上階で、ワインも飲みました。
帰り、少し酔いが回って来た私を、エレベーターの中、二人きり。
彼は、私の唇に重ねてきました。
目を閉じた私。
「少し、今夜は遅くなってもいいかな?」と彼。
私は、彼を見つめ、コクリと頷いていました。
少し街の裏路地を歩き、ホテルへと・・・。
何て素敵な、なんて優しい愛撫なんだろう・・・。
今まで抱かれて来た経験の全てが、
彼の愛撫で全て否定されるほど。
何度、女の悦びを感じさせてくれただろう・・・
私のその部分を、
どれだけ時間をかけて愛してくれたのだろう・・・。
二度目は、背後から深く・・・。
女として、彼の為にいつまでも綺麗でいたいと思いました。
彼好みの香水、ピアス、アンクレット、
彼からプレゼントしてもらいました。
彼好みの女に変身しました。
お盆には、お泊りも出来ました。
エレベーターの中、人気ない所、日傘の中で、彼とキス。
背後から抱き寄せられ、
スカート越しにパンティラインを撫でられ、
もう立っていられない私。
部屋に入り、抱かれました。
若いってことは、こういう事なんだと分かるくらい、
何度も抱かれました。
こんな恋もあるんです。
私は真剣に、彼を見ています。
最近、彼との会話の中で、「子供が好きなんだ」と彼が言います。
私もまだ現役だし、彼の子供を産みたいって、真剣に考えています。
今後の私達、もっと彼を大事にして、彼の女でありたい。
そう思います。
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