私は都内の広告代理店で働く、二十代後半の会社員です。同じフロアの同僚である陽葵とは、入社してから四年近く、気の置けない間柄でした。休日になると彼女の小さなワンルームに集まり、買ってきた缶ビールを飲みながら、仕事の疲れを洗い流すのがいつしか定番になっていました。陽葵の恋人である伊織も、最初は控えめに参加していましたが、三人で過ごす夜が自然と増えていきました。
昨夜も、同じ流れでした。仕事を終えてコンビニで冷やしたビールを買い込み、陽葵の部屋の床に座布団を敷いて輪になります。話はいつも通り、クライアントの愚痴から始まり、最近観た展覧会の話、そしてたわいのない冗談へと移っていきました。気づけば窓の外は完全に暗く、時計は午前一時を過ぎていました。
陽葵は飲みすぎたのか、ソファの端に横たわり、すぐに規則正しい寝息を立て始めました。私と伊織も、床に直接身体を預けるようにして横になります。部屋の照明は最小限に落とされ、テレビの音もほとんど聞こえないほど小さくしてありました。外は雨が静かに降っており、時折ガラスを叩く音だけが、夜の沈黙を埋めていました。
最初は、ただ疲れを癒すつもりでした。アルコールがゆっくりと身体を緩ませ、意識が薄皮一枚のように遠のいていく。そんな半覚醒の状態のとき、ふと、腰のあたりに温もりを感じたのです。
伊織の手が、私の腰骨のあたりに触れていました。最初は偶然だと自分に言い聞かせました。しかし、その掌はすぐに、確かめるようにゆっくりと動き始めました。太ももの外側から内側へと滑り、布越しに私の感触を探るように撫でてきます。私は目を閉じたまま、呼吸をできるだけ静かにしていました。隣では陽葵が、何も知らずに眠っている。気づかれたら、この空気は一瞬で壊れてしまう。
それでも、私の身体は正直でした。アルコールで鈍くなった感覚の中で、彼の指先の温度だけが異常なほど鮮明に伝わってきます。私はわずかに膝を緩め、彼の手がより自然に触れやすいように、体勢を少しだけ変えました。仰向けからわずかに横を向き、脚の隙間を緩やかに開く。その小さな仕草を、彼はすぐに読み取ったようです。
手が、下着の縁を越えて内側へと入りました。
指先が、すでに湿りを帯びた柔らかい部分に触れた瞬間、私は喉の奥で小さな吐息を押し殺しました。彼は急がず、ゆっくりと円を描くように撫で始めます。指の腹で敏感な部分を優しく押し広げ、ぬめりを確かめるように動かす。じゅくじゅくと小さな水音が、雨の音に紛れてわずかに響きました。私は布団の端を握りしめ、声が出ないように歯を軽く食いしばります。
気持ちいい。こんなにも、静かに、深く、気持ちいい。
日常では決して味わえない、禁じられた感触。友人の恋人が、今、私の一番奥深いところを丁寧に愛撫しているという事実が、身体の芯を熱く溶かしていきます。私の中に普段は眠っている欲望が、彼の指の動きに合わせてゆっくりと目覚め、膨らんでいくのを感じました。
次に彼がしたのは、私の胸元でした。ブラウスのボタンをひとつだけ外し、ブラジャーのカップを静かにずらして、柔らかな膨らみを掌で包みます。指で先端を軽く摘まみ、転がすように刺激されると、背筋に細い電流が走りました。さらに顔を寄せ、熱い吐息を吹きかけたあと、舌でそこをゆっくりと舐め上げる。吸われる感触が、下半身の疼きをいっそう強くしました。乳首が硬く尖り、彼の舌の動きに合わせて小さく震えました。
私は無意識に、彼の方へ腰を寄せました。もっと触ってほしい。もっと深く、もっと丁寧に感じてほしい。そんな願いが、言葉にならずに身体の動きとなって表れます。彼はそれに応えるように、下着を少し引き下げ、舌を下へと這わせました。敏感な突起を、ぬめるように丁寧に、執拗に舐め上げる。舌の表面が、花びらの内側を優しく押し広げ、吸い上げるように刺激してくる。ぬめる音が、雨の音に混じって、夜の部屋に小さく響きます。私は布団を口に含み、声を押し殺しました。
快感が、波のようにゆっくりと押し寄せてきます。友人のすぐ隣で、こんなにも露骨に身体を弄ばれている。その背徳感が、興奮を何倍にも増幅させました。私の中に潜んでいた、普段は決して表に出さない濃密な欲望が、一気に溢れ出してくるのを感じます。もっと欲しい。彼の熱いものを、奥まで受け入れたい。そんな衝動が、理性を溶かしていきます。
彼の指が再び入り、今度は二本になってゆっくりと動きました。内側の柔らかい壁を、丁寧に押し広げ、引き出されるような刺激に、私の腰は小さく痙攣します。胸を吸いながら、下を責め続けられる二重の快感。私は彼の肩に手を置き、指を軽く握りしめました。やめてほしいのではなく、続けてほしいという、静かなサイン。彼はそれを理解し、さらに丁寧に、しかし容赦なく私を追い詰めていきます。指の動きは、まるで私の内側の形を記憶しようとするかのように、丁寧で、深く、容赦がありませんでした。
やがて、限界が近づきました。下腹部に熱い塊が集まり、一気に溢れ出しそうになる。私は彼の手首を握り、身を硬直させました。声を出してはいけない。陽葵に気づかれてはいけない。それでも、快楽は容赦なく頂点へと押し上げ、私は震えるようにして絶頂を迎えました。身体の奥が強く収縮し、彼の指を締め付ける。温かい液体が溢れ、彼の手を濡らします。余韻が長く続き、私は小さく身を震わせながら、ただ彼の掌に身を預けていました。
彼はしばらく、その余韻を優しく撫で続けてくれました。そして、静かに手を引き、私の乱れた衣服を丁寧に整えます。私は目を閉じたまま、急に訪れた虚脱感に身を委ねました。隣では、陽葵が相変わらず穏やかな寝息を立てています。何も知らぬまま。
部屋の空気が、再び静かになりました。私は彼の手を、ほんの一瞬だけ握り返しました。言葉は不要でした。この秘密は、今夜だけの、私たち二人のものです。
朝になっても、陽葵は何も気づいていませんでした。三人で軽い朝食をとり、いつものように別れたとき、伊織の目が、ほんの一瞬だけ私を捉えて離しませんでした。あの夜の感触が、今も指先に、身体の奥に残っているようです。
私は知りました。自分の中に、こんなにも濃密で、抑えきれない欲望が潜んでいたことを。友人の恋人という禁忌が、かえって私を強く昂らせることを。
そして、次の夜が、また訪れることを、静かに待っています。
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友達の彼女を寝取るという究極の背徳ファンタジーを、これほど自然に描き切った作品は稀有です。相談に乗るフリから始まる流れがリアルすぎて、観ている側まで興奮が止まらない。普通っぽい可愛い女優の拙い演技が却って生々しさを増し、最初の本番の背徳感が特に強烈。絶対に買うべき一作です。



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