【第1部】夕暮れの住宅街で人妻が見せた無防備な素顔が運命を狂わせた
私の名前は玲奈（41歳）。
神奈川県の海にほど近い住宅街に住んでいる。夫は外資系企業に勤め、今週はシンガポールへ出張中。ひとり息子は高校のバスケ部で合宿に出かけており、広い家に残されたのは私と愛犬のルークだけだった。
家の中の静けさは、最初こそ解放感に思えたが、日を追うごとにじわじわと寂寥を膨らませていった。夕暮れが迫ると、胸の奥に理由のない火照りが生まれ、抑えきれない衝動が肌をざわつかせた。
その日の午後四時過ぎ、私はルークを連れて散歩に出た。
オレンジ色に傾いた陽射しが住宅街の塀を照らし、アスファルトには昼の熱気が残っている。サンダルの中で素足が汗ばんで、歩くたびにかすかな粘りを感じた。白いブラウスは薄く、意図的に上から二つ目のボタンを外していた。風が吹くたびにレースの縁が覗くのを、私は無意識のうちに楽しんでいた。
角を曲がった瞬間、サッカーボールが勢いよく足元に転がってきた。驚いて立ち止まると、ルークが「ワン」と短く吠え、私はしゃがみこんでボールを拾い上げる。その拍子に胸元が揺れ、冷たい夕風が谷間を撫で抜けた。
「すみません！」
振り向くと、汗に濡れた額を輝かせた大学生くらいの青年が三人、息を切らしながら駆け寄ってきた。日焼けした腕、濡れたＴシャツの布地に浮かぶ胸筋。その若々しい匂いが一気に空気を塗り替える。
ボールを差し出すと、彼らの手が私の指先に重なった。その一瞬、静電気のような熱が私の体温を跳ね上げる。
「ありがとうございます」
礼を言う声は少し上ずり、視線は私の胸元や揺れた裾に吸い寄せられていた。
その熱を知ってしまった私は、ほんの一瞬で女の心を取り戻す。
──夫にも、息子にも、見せたことのない心の隙間が、夕暮れの光と彼らの眼差しに照らされ、露わになっていく。
【第2部】若い視線に囚われ揺らぐ人妻──濡れの予兆と密室の熱
玄関を閉めた瞬間、外の蝉の声が遠ざかり、家の中には異質な静けさが広がった。
私の家に、大学生の青年が三人──その事実だけで胸がざわめく。テーブルに並べたグラスの水を注ぐ手がかすかに震えて、氷がチリ、と音を立てる。
「ありがとうございます…」
誰かが小さな声で礼を言った。視線は遠慮がちに揺れているのに、私の胸元や太ももに吸い寄せられていることは隠せない。彼らの瞳に映るのは、母でも妻でもない──女としての私だった。
スカートの裾が椅子の端から滑り落ち、太ももの奥が露わになる。誰かの喉が、ごくりと鳴った。
その音を聞いただけで、私は腹の奥が熱く濡れていくのを感じてしまった。
「…見てるの、わかってるよ」
自分でも信じられないほど艶を帯びた声が漏れた。三人の目が一斉にこちらを射抜き、空気が張りつめる。
一人の手が恐る恐る伸びてきて、私の髪に触れた。まるで硝子細工を扱うような震える指先が、耳の後ろをかすめる。その微細な刺激だけで、背筋が粟立ち、思わず吐息が漏れる。
「んっ…」
別の青年が腰に触れた。布越しの熱が、皮膚を通じて心臓にまで響く。
「奥さん…綺麗すぎて…」
囁きが耳朶を震わせ、堪えきれず目を閉じる。
「やめたほうが…いいのに…」
口では拒むのに、身体は逆らえない。指先が腕を這い、視線が肌を舐め、熱が部屋を満たしていく。
三人の若い熱気に囲まれ、私はもう逃げ場を失っていた。
「…だめ…でも…もっと…」
震える声で告げた瞬間、私の中で理性が崩れ落ち、濡れの予兆が現実に変わっていった。
【第3部】三人の熱に溺れて──騎乗と口づけに絡まる絶頂の波
視界の端でカーテンが小刻みに揺れていた。外はまだ夕暮れ、薄橙の光がレース越しに差し込み、部屋の奥を曖昧な影で染めている。けれど、ここでは時の流れは完全に断ち切られていた。
聞こえるのは、荒く重なる呼吸と、濡れた粘膜が擦れる甘い音。全身を包み込む熱は、季節の暑さではなく、欲望が放つ烈しい炎だった。
私は受け身ではいられなかった。
彼らに押し倒されるのではなく──自ら選び、膝をつき、ひとりの青年の腰に跨った。
「……もう、止まれないの」
喉の奥から滲む声は、自分のものとは思えないほど艶を帯び、潤んでいた。
彼の瞳が一瞬ためらいに揺れ、それでも抗えぬ衝動に引き込まれ、次の瞬間、私の奥へと衝撃が突き上げられる。
「んっ……はぁぁっ……！」
熱が深々と侵入するたびに、膣壁が勝手に痙攣し、私の身体は彼を締めつけて放さない。腰を上下に揺らすたび、胸元から汗が滴り落ち、滑らかな曲線を伝って腹へと流れ落ちた。
背筋を反らし、頭を仰け反らせると、別の青年の影が重なる。
「口も……塞いで……」
自ら求めるように、彼の腰を引き寄せ、唇を開く。次の瞬間、熱く硬いものが口腔を押し広げ、喉奥へと侵入してくる。
「んんっ……くぅ……！」
涙が目尻に溜まり、息が絡み、嗚咽と喘ぎが溶け合う。口内を突き上げる衝撃と、腰の奥で貫かれる震えが同時に重なり合い、思考は次第に白く塗りつぶされていく。
さらに背後からは三人目の青年が忍び寄り、私の身体を抱きすくめる。
熱い掌が腰を掴み、もう片方の手が乳房を鷲づかみにして、強く揉みしだく。
「やっ……だめ……っ……でも……もっと……」
拒む言葉は震えながらも、身体は真逆の反応を示してしまう。尖端を摘ままれるたびに、頭の芯に電流が走り、腰の動きが勝手に速まる。
揺さぶられる腰の衝撃。喉奥を塞ぐ奔流。背中に食い込む若い力。
三つの熱が同時に交錯し、私の中で快楽の回路が暴走していく。
「やぁっ……！ もう……もうっ……！」
叫んでも止められない。涙と汗と唾液で濡れた身体は、彼らの欲望に絡め取られ、理性は完全に崩れ去る。
「いく……っ、もう、いっちゃう……っ！！」
全身を震わせた瞬間、子宮の奥で爆ぜるような衝撃が走り、視界が真っ白に弾けた。
背筋から脚の先まで痙攣し、全身が波のように脈打つ。三人の若い躯に挟まれながら、私は女としての存在を根こそぎ奪われ、同時に与えられていた。
やがて余韻の波が静かに引き、荒い呼吸だけが部屋に残る。汗で張りついた髪を誰かの指先が優しくかき上げ、頬を伝う涙を拭い取る。
壊れるほどに抱かれたはずなのに、不思議と心は安堵に満たされていた。
女としての本能が、若い鼓動に包まれながら、静かに微笑んでいたのだ。
まとめ人妻が夕暮れに大学生と交わした体験が残した官能の余韻
あの日の夕暮れは、犬の散歩という日常の延長に過ぎなかったはずだ。
転がってきた一つのサッカーボール、無邪気な青年たちの笑顔──ほんの些細な出来事が、私という女の奥底を暴き、長く眠っていた欲望を目覚めさせた。
夫や息子の前では決して見せられない顔。
母でも妻でもなく、一人の女として喘ぎ、涙を浮かべ、声を震わせる自分。
「幸せそうに笑うだけの私」からは遠く離れた、むき出しの本能。
汗と涙と唾液にまみれ、三人の熱に抱かれた夜。
壊され、満たされ、溺れきった果てに残ったのは、不思議な安堵と、女であることへの確かな誇りだった。
──あれは一度きりの過ちなのか、それとも必然だったのか。
答えを探すたびに、夕暮れのオレンジの光がよみがえる。
そして私は思う。
「崩される笑みほど、甘美なものはない」と。
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